Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

話題の麗人に会う

2008-08-08 | femmes...bijin tachi
またも『美活沙さろん』レポート合間記事になることを、お許しください。


昨日、ふだんから大変お世話になっている上司たちのまた特別なはからいで、勝間和代さんにお会いし、計4人でお食事しました。
表参道『TESORO』で、居心地良いムードに包まれながら。

自分以外は皆さん海千山千の経験を持つ方たちでしたので若輩者としておとなしく耳を傾けているに過ぎませんでしたが、どんなテーマで話をするにしても、
「どんな言葉で表現するか」
「どんなタイミングでものをいうか」
というのがいかに個性を表現してしまうものであり大切なことであるかを、大変興味深く学ばせていただきました。

自分のボキャブラリーの少なさ = 本質へ届くまでの距離が遠い
ことをつくづく感じました。
これは先日の『美活沙さろん』で記事を書いてくださった方たちの文章を見ていても凄く感じており、
「いかに的確に表現するか」、
これをどうしたらそんなに磨けるのだろう?と大いに刺激されたものです。

本を読むのは近道ですね。
それも、実のある本を読まねばなりません。無から有を創り出し、事象を自分の考察でまとめ、確実に読み上がった時に精神の肉付けに役に立つ、そんな本を選ばねばなりません。
残念ながら、今まで自分が選んできた本にはそういうものが少なかったようです。
ここしばらく、Mentorに薦められた本たちを読むようになってからというもの、いかに自分が見落としていることがたくさんあるかを思い知りました。宝の山を前にしていても、やはりそこに地図があると、掴めるものの質が違ってくるようです。

たとえばコツのひとつとして勝間さんは、
「私は和書でなく洋書を読むようにしています。」
と仰っていました。和訳されたものは「和訳する価値がある」からそうして書店に並んでいる。
うん、本を買うのに失敗はしたくない、
頷いて言う同席の弊社先輩も、的確に本を選ぶためのメソッドをいくつか持っていて、綿密なそのやり方いくつかを教えてくれました。

ただ大量に読むものではなく、例えば書店のクセを掴んで新書の並べ方が良いところを行きつけにするとか、そうした工夫のエッセンス中のエッセンスが、最終的には口から出てくる言葉なのだと思いました。
考え続けて、より良さを求め続けて、そして答えに達する。
精神も現実の生活も、そこで使われる言葉も、すべて束ねられてひとつで「その人」として思いきり露わになるものだと知りました。

的確な言葉を話す人の共通点はいくつかあります。
・無駄な形容詞を多用しない(←アッ、わたし?!
・感覚的主張はほとんどない。(士気を上げるためにならある、あえて。)
・「事実」をいろんな切り口から検証し、自分だけの角度で見ようとする
・ひとつの言葉について、自分なりのいろんな言い換えをしながら物事の本質に届く過程を持つ

つまり、他人の思考・言葉を口移しに使うことなどなく、より本質を求めてクリアな言葉を選ぼうとしている、
ように思います。

人柄もそこには表れます。
昨日のメンバーは皆さん「強く、優しく、明るく」、実際モットーとしてそれを生きようとしていることが言葉の選び方や視線の配り方、話す様子そのものから溢れていました。

貴重な機会を頂いたことに感謝しています。
精神的刺激を、実際会ったあとになればなるほど人に与えること、そんな力を自分もいつか後続に伝えられるようになれたら。と思いました。
望みは高くね!
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