Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

「皇室の名宝」展

2020-11-07 | art... bijutsu
当日予約ができたので、先週日曜日にふっと行ってきました。
夫から、「資料に使うから、博物館の敷地内にある、ロダンの「考える人」彫刻の写真を撮ってきて欲しい」と頼まれたのがきっかけだったのですが、ついでに、こちらを見てこようと思いました。
しかし、とにかく混んでいました。

皇室の、というけれど、国の然るべき機関の専門家が保管しており、普段おそらく皇族の方だって自由に見られるものではないでしょう。
一堂に会した品々の、状態の良いこと!!
絵巻物は色あせもほとんどなく。
貴重なものが傷まずに残っていることで、歴史がきちんと伝わることを嬉しく思います。
また中国、朝鮮が、いかに輝く憧れの大陸だったかが、伝わってきます。
舶来ものの細かな装飾、美しい色、大胆な構図、、、
絵も工芸品も、在りし日のアジアの輝きを伝えていました。

たくさんある中、牡丹を描いたお軸が心を打ちました。
赤と桃色の、開いた花と蕾の美しいこと。葉の、綺麗な緑色。
円山応挙だったでしょうか、欲しいなあ…と思いながら、家路につきました。


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