『TOKIA』の煌めき

月曜日、11/11にオープンした丸の内の新しいビル、『TOKIA』に出かけました。
会社帰りに、同じ会社の違うビルに勤める友達と待ち合わせ。
気付けば、今回はちょっと出遅れたけど、丸ビル、OAZO他、このあたりで続々建っている新しいビルには必ず彼女と一緒にオープン早々にチェックに出かけてる。
人混みはキライだけど、いつもの自分の行動範囲の楽しそうなところは、見ておきたいんですもの！

たくさんおいしそうなお店があるけれど、今日のところは夏木マリプロデュースというB1フロアのおうどん屋さん『つるとんたん』で軽く食べ、
（・・・にしては、直径50センチくらいある深～い巨大な鉢がインパクトある「軽食」でしたが・・・）
同じくB1フロアのカフェ『PLANET 3rd TOKYO』でお茶にする。
心地良い音楽が流れる中、いつものように、とりとめなく、思うことを彼女と様々に話し合う。
どんな小さなこともきちんと受け止め、元気が出る、パワーあるコメントをしてくれる友人たちの大切な一人である彼女にとって、自分もそうでありたいと話すたびに思う。

その日、彼女の、かつて辛かった （がんばって生きている人間になら必ず訪れるような） 時期に考えたこと、を初めて聞きました。
しょっちゅう会っている仲良しだけど、そんなことをその時期に考えていたなんて、初めて知りました。その渦中にはじっと自らと向き合い、克服した現在だからこそ、穏やかに他人に語れるのも、スマート。
ムリヤリ見せつける生傷はひりひりとグロテスクだけれど、それを選ばなかった人の口からひそやかにそっと告げられる過去の傷跡は、美しい勲章になる。

今までの自分とその周りの人たちとの素敵な記憶・経験を糧にして、心の筋力でエイッと扉を開いた過程に耳を傾けるうちに、涙が出てくる前触れを一所懸命こらえた。
人の強さを美しいと思い、そんなふうに頭が考える前に、まぶたが勝手に緩んで熱くなってきました。
ここは、カフェなんだから、、、
となんとかこらえたけれど、目の前のきちんと背筋を伸ばした綺麗な彼女の背景に、新しいカフェのかわいらしい内装や、お洒落して楽しそうにおりする人たち、どことなく物憂げな夜の音楽が流れる一切を、今後も、その話と共に多々思い出すことだろうと確信しました。

外に出ると、寒い外気に、木々のイルミネーションがチラチラと震えている。
その瞬きも、記憶に取り込みました。