Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

UK日記.8/14 夜のロンドン。パブをめぐる。

2006-09-16 | UK, aout.2006
PROMSコンサートの合間の休憩に、隣にいた人からビールのお誘いを受け、ごちそうになりました。
チケットを買うところからいろいろお世話になった、マシューさん。
絵に描いたような、ブリティッシュ・ジェントルマン。
たまたま入り口で一緒になっただけだけど、こんな穏やかないい人に聞いて良かった・・・。
お父さんと娘みたいに打ち解け、すっかり仲良しに。

この人は、クラシック通で、演奏される曲について、聴き所をたくさん教えてくれました。
今夜の楽団はフィンランドのだから、メンバーはブロンダーズ (!ブロンドの集団!?新しい単語だ・・・) なんだという余談まで・・・。
私も、小さい頃はそういえば両親、主に父親に連れられて、よくクラシックオーケストラのコンサートに行っていた。
何がどうで、と語れるほどに知識はないけれども、ホールのスタンディングバーでビールを飲みながら、マシューさんのお話を楽しく聞く。
音楽から関係ない話にもあちこち飛ぶ内に、マシューさんのお仕事が私の以前勤めていた会社とも少し関係があったことなどもわかり、話が盛り上がる。
(ダービシャーで会社経営をしていらっしゃいます、知ってる方もいらっしゃるかも

ビール大好きなマシューさんのすすめてくれたビールは見たことのない銘柄で、とても美味しかった。
そしてさらに、美味しいビールをもっと飲もう!と調子がつき、ここから、今夜の、ながーいロンドンパブはしごが始まったのでした。

まだ不慣れなロンドンの地理、しかも夜。
不意に、灯りがともるハロッズが目の前に現れたとき、冷たい夜の空気に映える光がとてもきれいで、思わず足を止め、写真を撮りました。


この日は、あまりにバスや地下鉄を乗り継いでパブはしごをしたので、
(しかもマシューさんは超・早足です。懸命に小走りに付いて行く健気なわたし・・・)
移動している最中に、アルコールはまたたくまに蒸発していき、そんなにふらふらになることなく、楽しく飲み続けられました。
とはいえ、パブでは全部違う銘柄をいくつか頼んでダブらないようにする、という努力 (というかマシューさんの細やかな配慮) のため、必然的に一人当たりの量も増え、途中、かなりがぼがぼになってきましたけどね。
しかもやはり、飲んだ時分はかなり回りそうになる。
そういうときは、有無を言わさず、
はい!
とマシューさんにグラスを預け、マシューさんも勢いに押されてつい受け取り、空にしてくれる、という次第。
(酔っ払いゆえの暴挙でした)

パブという場所、建物は歴史を感じる古くて面白いところばかり。
ここは、『ラム&フラッグ』というらしい。パブとしてロンドンでいちばん古いということです。



コベント・ガーデンのオススメパブにて。
テイスティング用の小さなグラスがあるのも、新鮮でした。




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