Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

巡りながら、巻き込む力。

2008-08-23 | esthe...kirei wo get
肌寒い、と久しぶりにいえる空気が流れ込んできたので、体調管理をまじめにするのに良い機会です。

折しも、気持ちをいれた仕事の追い込み、そしていよいよ引越しのため会社を退職する準備、ありがたい、優しい方たちからの連日の送別会、でめまぐるしい体は気分とうらはらに休息しきれていなかったのか、美意識高い同僚から、「お肌がつかれているね」と心配され、数々対処法をあたたかく授けてもらいました。

多分、体がとても冷えているのよ。そのヒールはとても綺麗にくるぶしが出るけど、本当はなるべく隠したほうがいいのよ、おうちではやってみてね。
5本指ソックスをはくのよ。絹のを。
そして、かかとから足首からひざまで、常に覆ってないとだめよ。それも絹がいいよ。
肌着も絹。とにかく肌につけるものは絹よ。
そして半身浴。してる?どんな?ううんそれはちょっと違うのよ、
本当は、腰まで37度のお湯に20分くらい。
上半身は、タオルを肩にかけて冷えないようにね。全身をお湯に浸さないでおいても、時間がたつと体の底から汗がわいてくるよ。
汗かきやすくても、その汗とちょっと違うみたいなの。表面からの汗ではなくて、毒を排出するような深いところからの汗をかいて、肌がほんとに透明になるよ。


長身とつややかな髪と丸くふっくらした唇が魅力的な、その異国から来た彼女は、流暢な日本語で、ことこまかに熱く指示を与えてくれました。

わかった!ありがとう、やってみる!

と、早速つかるお風呂の温度を下げ、五本指靴下と、その上からさらに長い靴下をはき、絹のパジャマで就寝するわたし。

あ、なんだか足がらく・・・。
以前、安野モヨコさんの『美人画報』でも、「五本指ソックスで肩こりとれた」と読んだなあ。
と思い出しつつ、夏場だから、暑いからと素足をたえずむき出しでいたのが、にわかに包まれほっこり温まるのを、安らかにうけとめる。

お風呂でも、今まで胸下まで浸かっていた水位を少し下げてお湯の温度も心持ち控えめにしたら、呼吸法をゆっくりじっくり、落ち着いて行なえる時間ができました。
今までは、すぐ汗をかいていたので、忙しく温冷浴に出たり入ったりしていました。

「どう?効果あった?」
先週の後半日々にこにこしながら席に来て体調を気遣ってくれる同僚に、心から御礼をいいました。

そして週末、決め手は食事。
医師から「ショウガはまるごと薬」と聞いたのも心強く手伝い、愛用のお鍋へ、たっぷりの手羽先を熱湯で洗ったあと水から丁寧に煮込むのと一緒に、ショウガもごろんと大きいのを全部みじん切りにしてたっぷり投入。
胡桃を乗せたとうふを主食に、味を控えた素食で舌と胃を休ませます。

美は、ひとから巡る。血のように、巡りながらキレイを増していく。
綺麗な人から巡ってきたキレイを目から耳からおすそわけしていただき、肌の色がだんだん明るく戻ってきました。
どうもありがとう。

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