美しいダイエットをしたい

こないだ、内輪の集まりで、歯科医のかたから衝撃的な話を聞きました。
「口が匂う患者さんは、ちょっとつらい。ただし、それが疾患の程度を見る目安になったりもするんだけど」。

口が匂う患者さんて・・・、やっぱりお酒・煙草を嗜む中年以上の男性に多い？
と憶測で聞いてみると、ナント。
若い女性がいちばんきつかったりするらしい！
それも、無理なダイエットをしている女性。
きちんと食べない内臓は傷んでいて、アンモニアのようなツンときつい匂いがするんだそうです。
業界用語では、そのまんま、”ダイエット臭”と呼ぶんだそうな。

もっとも歯医者さんの「鼻」泣かせの患者さんが、一見美しいスリムな女性とは・・・。
現場の声だなあ、とピントずれたこと考えたりして。
しかし、それはほんと衝撃。
人のクチの匂いのことなんて、誰も言えないから、怖い・・・。
いくらキレイにやせたとしても、思いがけない落とし穴ですね。
いきなり無理なことをしたりするのは止めよう、とやはり思いました。
内側からキレイになる体づくりをしたいものです

食べなきゃやせるのは当然だけど、按配を見計らうのが大切。
食べた分を消費しきれず溜め込んだらむくんだり脂肪になったりするし、
適度に食べても、適度に運動しなければ次第にニクがゆるんだりたるんだりするのも当然。
もともと、『短期間でラクにやせる！』なんてうたい文句には懐疑的です。
その人のからだは、その人の生活が作り上げたものなのだから、当然の結果が返ってくる。
体を変えたければ、習慣を変えるしかなく、それはやはり新しい習慣として根付かせるだけの、ある程度の時間を要すると思います。
やせやすい・太りやすい、っていう体質の違いももちろんあると思うので、自分自身を把握するのも大事で、でもこれがけっこう難しいんですよね。。

大学時代、部活でフィギュアスケートばっかりしていて、よその大学とも合同で練習や合宿をしたりして、仲間が大勢いました。
あれは、ほんとにハードなスポーツ。
が、同じように動いていても、筋肉太りしてしまう人、すっきり絞り込まれてスリムになる人、と体のタイプがいくつか分かれているのが興味深かった記憶があります。
ただ運動すればいいっていうものではなく、正しく負荷をかけないと、筋肉が偏ってしまうことは珍しくない。
これは、そうなってしまう体に染み付いた動き方のクセを矯正しないと直らないので、頑固な人　（であると同時に、ある程度もともと運動神経に自信がある人、が多いような）　はなかなか変わらない、という、性格までも浮き彫りになる面白い現象でした。
力技だけでは美しいからだは作れない。
「やり方」を学ぶことの大切さを知りました。

とまあ、運動をそこまでしなくても、適度に食べ、正しい姿勢でいれば、体型はそこそこ維持できるんじゃないかとは思っています。
正しい姿勢、これもまた思い込みを客観的に見て矯正する必要がある、と最近思い知らされてはいますが・・・
（背筋が反りすぎていて骨盤に負担がかかっているとバレエの先生にいわれてる　腰痛等は、今のところ全然ないのだけど・・・）
色んな人をつい関心持って見ていると、体の動きに美しい緊張感がある人は、筋肉が正しくついて使われているため、体型もまたその恩恵を受けている気がしています。

美しい身のこなし、きちんとした食生活、そういうものが綺麗な人をつくるのならば、ダイエットは本来プロセスから美しいものなのだなあとつくづく



カテゴリ、en france, sep 2005に、フランス大西洋岸の写真アップしましたヨロシクネ