Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

節穴ではない

2006-03-14 | vie... kurashi
あの時こうすればよかった・こうしなければよかった、という言葉を聞くのが (というより、それが未練がましく聞こえるときが) 私は大嫌いで、
しかしそれは誰よりもそう思いがちな自分の弱さを必死に退けようとしているからに他ならない。

この間、友達が、
「自分の目はそこまで節穴じゃないものよ。」
と、不思議に力強いことばを口にした。
そのときその判断をした自分は、その自分にとってのベストを選んでいたという意味。
ともすると後悔してしまいがちだった時に、頼もしく響いた。
時間的に離れるにしたがって、その時の状況の詳細を忘れて、
「もしもあの時・・・、」
と後からいろんな可能性を頭いっぱいにふくらませがちだけど、状況を全て踏まえて悩んだその時の自分がその時に下した決断が、結局、一番望んだことなのだ。

だから大切なのは、その迷いを経て「今は」、どんな決断が出来るようになったか、ということだ。
新しい一歩に集中することは、過去を悔やむことよりパワーを必要とするし不安だけれども、同じ思いを未来の自分が味わわないように思いやることが、「今」必要な気がする。


2 コメント

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ぽろり (らりるれ)
2006-03-15 01:23:07
不覚にも(笑)

読んでて涙がこぼれて来ちゃいました。

素敵な人には素敵なお友達がいるものですね。

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ありがとうございます (らりるれさま(mi))
2006-03-15 19:43:52
友達はステキですが、わたしはそうでもないのが辛いところです・・・。けれど、頂いたその言葉に恥じないようになりたいです。

こうして、窮地に具体的な力になってくれる友達を、心からありがたいと思います。
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