戸田家の兄妹

なんか暑かったり寒かったり自律神経がやられて廃人一歩手前です。それより先に脳内はエロい妄想だらけで取り返しがつかないんですけどね。強く願えば実現するんだそうですがJKと男女交際してみたいと強く願えばいつか叶う。と。そこまではOKっすよね？


「小津安二郎大全集」より「戸田家の兄妹」をみた。小津節では毛色の違う金持ち家の話だった。人間、貧乏でも金持ちでもそれぞれに違う苦労があるもんだ。カネが無きゃ無いで辛いし有れば有ったで苦労する。狙いは良いが映画としては退屈だった。失敗作だろう。クライマックスに黄門様の印籠ドーン！的な大成敗があるがイマイチ弱い。ラストシーンも「ハァ？」だし。巨匠を呼んで説教したい今夜枕元に呼び出すつもりだ。それほどに酷い出来だ。小津先生にブルジョアジーの話は無理だった。

日本人は貧乏がデフォ。清貧こそ日本の美徳。カネと灰皿は溜まれば溜まるほど汚い。金儲けはいやらしい。金持ちは敵であります。


了法寺の住職に問うたら「カネは汚くない。カネ儲けは悪くない」とのたもうた。坊主が税金の話をするとアレですが、といいながら税金の話もしてくれた。
神も仏も信じぬが己が欲望を肯定する人間は話すに足る。どう生きれば良いかまったく解らぬ。