西八王子には20年以上住んでいた。縁があって中央線で一駅西の高尾に越して一年たつ。
この高尾という土地で、俺はなんとなく霊的な空気を感じていた。陰陽師が暗躍する映画『帝都物語』の世界観のような摩訶不思議な空気だ。
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家のすぐ近くにあるお地蔵様。おれは朝晩拝んでいる。写真の後ろにある黄色い家はショコタンも尊敬する超有名漫画家(恐怖漫画を得意としている)の家。今は引っ越された様子。
石碑は高乗寺の記念碑。説明が難しすぎてよくわからない。ネットで裏を取りながらこの記事を書いているのだが、この寺に忌野清志郎さんのお墓があることがわかった。あとでお墓参りに行ってみようと思う。
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道がまっすぐで無いので農村時代のままの通りに舗装を施してあるだけなのだろう。狭くて淋しい通りをあるくと・・・。
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ポツンと新しいけど質素な鳥居がある。どうにもウェルカムな感じがまったく無い。
一年前はこの鳥居も無かったので来る者を拒んでいる印象がして上がって行ったことはない。
ミラーに俺が写っていた。
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怖いけど登ってみた。話によると菅原道真公の銅像があるはずである。うっそうと茂った木々が俺に帰れとささやいているような気がした。
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けっこう急でかなり長い階段を登りきると社殿があった。手入れはされているようなので綺麗な印象。
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『筆』と大書された石碑と二宮金次郎像。
二宮金次郎はブロンズ製。セメントの像とは威厳が違う。とりあえず手を合わせた。でもなんでここにいらっしゃるのかはなぞ。『筆』の石碑も由来不明。
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振り返ると鳥居。
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鳥居をくぐって行くと社殿を背負う格好で巨大な銅像。想像していたより大きい。
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立派なお顔。口をへの字に結んでいるが目はやさしい。
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台座の裏側に貼ってあった銘版。大正時代から建設計画がはじまり、関東大震災で計画は頓挫、大正天皇陵が多摩地区に造営されることをうけ計画を変更し、たくさんの人の苦労の末ここに銅像を設置して昭和十一年に除幕式を行うことができた。が、日支事変、第二次世界大戦と戦時に突入し、公園として完成するまでにはさらに長い年月を要した、ということが書いてある。
すんごいプロジェクトXだったようである。
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木々に視界は狭められているが、かつて国民学校であった浅川小学校よく見える。
毎朝のオーイヤッホーおじさんはここで叫んでいるのではないだろうか?
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京王線で高尾まで来たことのある人は知ってる「みころも霊堂」が隣に建っている。
なんか壷を買わされたり出家を強要されそうなイメージがあるので今日まで近づいたことは無い。地元のK君によれば普通のマンション方式の納骨堂で新興宗教じゃ無いから怖がらなくても良い、とのこと。
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みころも霊堂とつながる階段。見上げると菅公が。なんか階段を下りてきそう。
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どうやらここは古城跡だったようである。それにもなにやら不思議な因縁を感じてしまう。菅公像設置のさい、風水的な意味を唱えた陰陽師がいたのかもしれない。なんて想像どうっすか?
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ついでにみころも霊園について。
産業殉職者の霊を慰めるための施設で、昭和47年に霊堂が建立された。とのこと。そのときは皇太子皇太子妃の行啓があった。七曲署はドラマなので何年かごとにお亡くなりになる方がいたが、お仕事で命を落とされるとは本来あってはならないこと。なんというか、もう少しおとなしい建物のほうが趣旨にそうのではないだろうか。
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はたらく現場の皆さん、ご安全に!
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平成21年に行幸啓があった。ほんの半年前まで浅川地下壕の工事現場真っ只中である。朝鮮半島からの労働者の集落もここにあったのに、両陛下が来て「アッ、そう」などと会話されたのだろうか?危険だったのではないだろうか?もしかして浅川地下壕の工事で亡くなった方をお弔いするためだったのだろうか?
と、思ったら平成の21年だった。てへ。
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大きな池があって巨大な鯉が泳いでいた。人が餌をなげるからうじゃうじゃ寄ってくるのだが、この鯉たちでか過ぎで怖い。ばっくり開けた口なんかもう夢に出そう。
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池のほとりでにゃんこが俺にガンを飛ばしていた。白い猫がイタコのようなシャーマン顔で怖かった。カメラを向けると顔をそむけた。
手塚治虫の「奇子」の舞台のような終戦直後の雰囲気まで残している高尾。
八王子は田舎ながら米軍の空襲を受けている。アメリカ軍にとって爆撃する意味のある土地だったのだろう。そのこともなにやら霊的な意味がありげな気がして荒俣宏的に勘ぐりたくなるのであーる。
この高尾という土地で、俺はなんとなく霊的な空気を感じていた。陰陽師が暗躍する映画『帝都物語』の世界観のような摩訶不思議な空気だ。
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家のすぐ近くにあるお地蔵様。おれは朝晩拝んでいる。写真の後ろにある黄色い家はショコタンも尊敬する超有名漫画家(恐怖漫画を得意としている)の家。今は引っ越された様子。
石碑は高乗寺の記念碑。説明が難しすぎてよくわからない。ネットで裏を取りながらこの記事を書いているのだが、この寺に忌野清志郎さんのお墓があることがわかった。あとでお墓参りに行ってみようと思う。
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道がまっすぐで無いので農村時代のままの通りに舗装を施してあるだけなのだろう。狭くて淋しい通りをあるくと・・・。
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ポツンと新しいけど質素な鳥居がある。どうにもウェルカムな感じがまったく無い。
一年前はこの鳥居も無かったので来る者を拒んでいる印象がして上がって行ったことはない。
ミラーに俺が写っていた。
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怖いけど登ってみた。話によると菅原道真公の銅像があるはずである。うっそうと茂った木々が俺に帰れとささやいているような気がした。
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けっこう急でかなり長い階段を登りきると社殿があった。手入れはされているようなので綺麗な印象。
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『筆』と大書された石碑と二宮金次郎像。
二宮金次郎はブロンズ製。セメントの像とは威厳が違う。とりあえず手を合わせた。でもなんでここにいらっしゃるのかはなぞ。『筆』の石碑も由来不明。
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振り返ると鳥居。
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鳥居をくぐって行くと社殿を背負う格好で巨大な銅像。想像していたより大きい。
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立派なお顔。口をへの字に結んでいるが目はやさしい。
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台座の裏側に貼ってあった銘版。大正時代から建設計画がはじまり、関東大震災で計画は頓挫、大正天皇陵が多摩地区に造営されることをうけ計画を変更し、たくさんの人の苦労の末ここに銅像を設置して昭和十一年に除幕式を行うことができた。が、日支事変、第二次世界大戦と戦時に突入し、公園として完成するまでにはさらに長い年月を要した、ということが書いてある。
すんごいプロジェクトXだったようである。
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京王線で高尾まで来たことのある人は知ってる「みころも霊堂」が隣に建っている。
なんか壷を買わされたり出家を強要されそうなイメージがあるので今日まで近づいたことは無い。地元のK君によれば普通のマンション方式の納骨堂で新興宗教じゃ無いから怖がらなくても良い、とのこと。
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みころも霊堂とつながる階段。見上げると菅公が。なんか階段を下りてきそう。
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どうやらここは古城跡だったようである。それにもなにやら不思議な因縁を感じてしまう。菅公像設置のさい、風水的な意味を唱えた陰陽師がいたのかもしれない。なんて想像どうっすか?
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ついでにみころも霊園について。
産業殉職者の霊を慰めるための施設で、昭和47年に霊堂が建立された。とのこと。そのときは皇太子皇太子妃の行啓があった。七曲署はドラマなので何年かごとにお亡くなりになる方がいたが、お仕事で命を落とされるとは本来あってはならないこと。なんというか、もう少しおとなしい建物のほうが趣旨にそうのではないだろうか。
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はたらく現場の皆さん、ご安全に!
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平成21年に行幸啓があった。ほんの半年前まで浅川地下壕の工事現場真っ只中である。朝鮮半島からの労働者の集落もここにあったのに、両陛下が来て「アッ、そう」などと会話されたのだろうか?危険だったのではないだろうか?もしかして浅川地下壕の工事で亡くなった方をお弔いするためだったのだろうか?
と、思ったら平成の21年だった。てへ。
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大きな池があって巨大な鯉が泳いでいた。人が餌をなげるからうじゃうじゃ寄ってくるのだが、この鯉たちでか過ぎで怖い。ばっくり開けた口なんかもう夢に出そう。
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池のほとりでにゃんこが俺にガンを飛ばしていた。白い猫がイタコのようなシャーマン顔で怖かった。カメラを向けると顔をそむけた。
手塚治虫の「奇子」の舞台のような終戦直後の雰囲気まで残している高尾。
八王子は田舎ながら米軍の空襲を受けている。アメリカ軍にとって爆撃する意味のある土地だったのだろう。そのこともなにやら霊的な意味がありげな気がして荒俣宏的に勘ぐりたくなるのであーる。
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