火龍果の森

孔雀仙人掌、月下美人、火龍果、シャコバ、イースター等、主に森林性サボテンの栽培記録(検索機能で気になる仙人掌をどうぞ)

ナゼ、孔雀サボテン?

2013-10-12 00:00:00 | 孔雀サボテン
今日は、写真も無く(撮る時間がありませんでした)
目新しい、鉢の変化も無かったので
更新をサボろうかと思っていたんですが
そういえば標題の疑問を、自分に問いかけたこともなかったかな?

そんなことをボンヤリ考えていましたので
苦手な文章のみの更新を敢行してみることにしました
読むに耐えない、と言う方も多いかと思いますので
そんな方は、お帰りいただいても文句は言いません(←当たり前ですね)

発端は、中学生のころに遡ります
長野県南部の農家に、次男坊として生まれ育った私ですが
畑の端を、花畑として確保していました
その畑を、バラの生垣を造って囲んでいたのですが
ある新聞のコラムに、「青いバラ」の記事が載っていました
大学教授の書かれたコラムで(今でも持っています)
こうすれば、「青いバラ」を創る可能性が大きい
というものでした

高校を卒業するまでの5~6年(普通科ですよ)、そんなことに明け暮れていました
それなら、大学へ行って研究すれば良かったんでしょうが
次男坊ですので、農業を継ぐわけではないし、土地も無い
そんなわけで、それっきりになっていました(笑)
それが今から二十数年前、ある方の葬式で(不謹慎?)
同年のある方から、孔雀サボテンと月下美人を頂ける話になり
4~5種類の苗を分けていただきました
それが、私と孔雀サボテンの初めての出逢いでした

ところが、最初の冬
見事、全滅させてしまったのです

「月下美人」が、真っ先に萎れてしまい
続いて「孔雀サボテン」が次々と茎がふにゃふにゃになって行きました
ボー然としてしまったことを、今でも鮮明に記憶しています
全く知識も無く、ここなら日が入るから大丈夫だろう
そんな程度の管理をしていたのですから、当然ではありますが

その後、本を買ってきて読みました
とはいっても、当時二冊しか地元の本屋さんにはありませんでした

その春、最初に頂いた方に、厚かましくも再度いただいてきました
その時の苗が
「月下美人」と孔雀サボテンの
「紫紅花孔雀」
「黄」
「港まつり」
だったように記憶しています
この四種の鉢は、今でも親株としてちゃんと育っています

その後、サボテンにも青い花が無いことを知り
俄然昔のバラ栽培を思い出してしまい
青い花の孔雀サボテンを、交配で作りたいと燃えてしまったわけですが
交配する中で、当然実が出来るわけなんですが、美味しくない
それなら、ということでドラゴン・フルーツを食べてみたい
孔雀サボテンの実も甘くならないだろうか?
など、色んな欲もでてきてしまって・・・・・・
二十年近い交配・実生の結果、とんでもない数の種類と鉢数になってしまいました

ブログを記録代わりに使って、日記のように記録しているうち
協力してくださる方々が出てきて
意見交換させていただいたり、こんなのはどうだ、と贈っていただいたり
自然界では、サボテンの花に青は出ないと学者の方々は言われていますが
バラから始まった、「青い花」への挑戦も半世紀
難しいと言われる、突然変異の「花キメラ」も完全ではないけれど固定化しそう
それなら、続けているうち「青い花」も、突然変異で出るかもしれない
そんな想いで、今日も孔雀サボテンの鉢を眺めています

長い、偏屈爺さんの世迷言を読んで頂いてありがとうございます

世の中、理屈通りにはならないもの
理屈通りでは、面白くない

折角生まれてきたのだから
ギスギスと生きるのじゃなく
世の中、面白く生きたいものです