化石の日記Ver.2

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きのこのチカラ~きのこ的生き方のすすめ 飯沢耕太郎 著

2013-09-26 00:01:57 | 読んだ本とか

読みました。

きのこ(ブーム)入門的な本。

きのことは何か?きのこの楽しみ方から始まり、

きのこを扱った作品、きのこを愛でる人の紹介を経て

本題の“きのこ的生き方”に突入していきます。



ほんでもって、これを読むまで


きのこ=植物

だと思ってました(><)!


正しくは「菌類」


これがわかるだけでも、この本を手にとった甲斐があるというものです。


…って、中学校くらいの理科でやってるはずですよね…




動物や植物の死骸や排せつ物を分解し、

ふたたび無機物に戻す。


無機物→有機物→無機物という

地球の循環サイクルの中で大切な役割を担っています。



無機物にするのは、菌糸。

インターネットもびっくりな質と量で

地下に張り巡らされているのだとか。


胞子を飛ばし、環境のあったところで育つという

神出鬼没な増え方。


きのこ。

可愛いいだけでなく、

毒があったり、上に書いたような摩訶不思議な性質を持っているため、

古今東西。きのこに魅せられる人が地味~に生息していた。





きのこは「可愛いから好き」で今まですませていましたが、

なぜ人の心をとらえるか。

いろんなデータを集め、

論理的に書いてくれて頭の下がる思いです。。



で、「きのこ的」とは何ぞや?

生産者でも消費者でもない「分解者」。

ランダムに出没。

ということで


ゆるい・柔らかい・はみ出す・動きまわる・遊戯的でホット・

多元的・魔術的・偶発的・つながる・分解と還元

というキーワードが示されています。


対照的に「非きのこ的」としては

きつい・硬い・組み込まれる・固定される・まじめでクール

一元的・合理的・決定的・分断される・生産と消費


強引にまとめると、現在日本の「閉塞感」を打ち破るのは

きのこ的生き方では…という提案でしめてあります。



ううむ。やはりきのこは癒されるのか…

ますますハマりそう。



きのことの関連はあるのか、ないのか。

イアンたん10代(だよね)の歌声を貼ってみる。