化石の日記Ver.2

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イギリスの今〔第四版〕―文化的アイデンティティ

2014-05-31 00:01:01 | 読んだ本とか
マイク ストーリー (編集), ピーター チャイルズ (編集),
Peter Childs (原著), Mike Storry (原著), 塩谷 清人 (翻訳)

世界思想社

http://books.rakuten.co.jp/rb/12615466/


文字どおり、イギリスの「今」について書かれてる本。

厚さと重さにビビリましたが、苦なく読めました。


これまで持っていたイギリスのイメージが、ちこっと覆されました。


イギリスは、女王様の国で、物心ついたころの首相はサッチャーさんだったので

女性が活躍しまくっている、と思っていたのですが。

この本によると、男性と比べ賃金が低い、サービス業などのパートタイマーが多い、など

日本とあまり変わらない、とうことがわかって意外でした。


また、イギリスは階級社会で、


上流階級、中産階級、労働者階級に

かっちり分けられる、と思っていたのですが、

これによると、かなり三者が曖昧(中産階級が拡大)になってきてるらしい。


日本と同じく、経済格差が進み、

貧困層が「チャヴ(ちんぴら、ゲスの意味)」と呼ばれ

彼らの下品な言動をクローズアップしたドラマやリアリティ番組が人気…

…って、日本でいうと「DQN」に相当か。


>人気テレビシリーズの「Shameless」
>(恥しらず。2004年から続いているコメディードラマ)
>は怠け者でトラブルばかり起こすイングランド北部の
>「チャヴ」、ギャラガー家の話である。


…って、イギリス人の100人に100人が、リアムさん家を連想するでしょ!

直球すぎるネーミング、いいんだろうか…

などなど、アメイジングイングランドが楽しめます。