「スロー・ミュージックで行こう」という本を読みました。
著者の若林忠宏氏は
民族音楽センター↓の代表で
http://www.musiqageet.com/
複数の民族楽器をひきこなす方。
(著書によると、入手困難なのは、まず自作するらしい…)
ある会で、ペアで演奏したインド人演奏家がかなり不機嫌。
いわく「日本人の聴衆は仏頂面で聴きやがって!ちっともノリあしない」
民族音楽では、
聴衆のノリが、演奏者の出来を左右するそうで
日本のクラシック系コンサートにありがちな、静かにじっくりと聞き入る姿勢は
「客が俺をノセてくれない」ということで、演奏者には不評だとか…
同書によると、トルコでは「チョク・ヤシャー(直訳:長生きしろ、意訳:もっとやれ)」
というかけ声があり、
例えば歌手の息がとぎれそうな、絶妙のタイミングで声がかかると
客のノリを受けて、歌手がさらに頑張ってしまうとか…
…と読んで、あることを思い出しました。
ムエタイです。
WOWOWなどで、タイで行われたボクシングの映像をごらんになった方もいるかもしれませんが、
タイでは、選手のパンチが出るのにあわせて、お客さんが一斉に声をだすので
それが効果音みたいになって、タイ人選手が余計強く見えるんですよ…
これは、タイの国技であるムエタイの試合で、
選手が攻撃するタイミングにあわせて「オーエイ」などと
かけ声をかけるところから来ています。
タイでは、客が選手をノセるということは、最近日本でも知られるようになりました。
「ムエタイを見ながらタイ料理」で有名な「オーエンジャイ」では、開始前に
司会の風呂わくぞう氏が、「蹴りにあわせて"オーエイ"って言ってください」
などとレクチャーをするし、
17日に東京で行われたムエタイの興行でも、佐藤嘉洋とKICK☆による
ムエタイ講座風エキシ(写真)がありました。
しかし、蹴りにあわせて「オーエイ」がスムーズに言える人は
ごくごく少数だし、まだまだタイのお客さんのノリにはほど遠いものがあります。
これについて「スロー・ミュージックで行こう」の若林氏は
民族音楽の「聴き方を学ばなければならない」。
日本では、客席→「受け身」、演奏者→「与え手」
と完全に分離しているけど、
民族音楽は、古くは祭りや祝い事などで
演奏者と聴衆が一緒に音楽を楽しんでいたそうで、
そういえば、ベリーダンスのディナーショーでも、最後は
皆さんで一緒に踊りましょう~
だったなあ。。。
バラエティ番組を見ていると、必ずお客さんをいれていて、
タレントの微妙につまらない話でも、笑ったりとか、リアクションしているので
日本人にも、やればできますよねコレ!!!
著者の若林忠宏氏は
民族音楽センター↓の代表で
http://www.musiqageet.com/
複数の民族楽器をひきこなす方。
(著書によると、入手困難なのは、まず自作するらしい…)
ある会で、ペアで演奏したインド人演奏家がかなり不機嫌。
いわく「日本人の聴衆は仏頂面で聴きやがって!ちっともノリあしない」
民族音楽では、
聴衆のノリが、演奏者の出来を左右するそうで
日本のクラシック系コンサートにありがちな、静かにじっくりと聞き入る姿勢は
「客が俺をノセてくれない」ということで、演奏者には不評だとか…
同書によると、トルコでは「チョク・ヤシャー(直訳:長生きしろ、意訳:もっとやれ)」
というかけ声があり、
例えば歌手の息がとぎれそうな、絶妙のタイミングで声がかかると
客のノリを受けて、歌手がさらに頑張ってしまうとか…
…と読んで、あることを思い出しました。
ムエタイです。
WOWOWなどで、タイで行われたボクシングの映像をごらんになった方もいるかもしれませんが、
タイでは、選手のパンチが出るのにあわせて、お客さんが一斉に声をだすので
それが効果音みたいになって、タイ人選手が余計強く見えるんですよ…
これは、タイの国技であるムエタイの試合で、
選手が攻撃するタイミングにあわせて「オーエイ」などと
かけ声をかけるところから来ています。
タイでは、客が選手をノセるということは、最近日本でも知られるようになりました。
「ムエタイを見ながらタイ料理」で有名な「オーエンジャイ」では、開始前に
司会の風呂わくぞう氏が、「蹴りにあわせて"オーエイ"って言ってください」
などとレクチャーをするし、
17日に東京で行われたムエタイの興行でも、佐藤嘉洋とKICK☆による
ムエタイ講座風エキシ(写真)がありました。
しかし、蹴りにあわせて「オーエイ」がスムーズに言える人は
ごくごく少数だし、まだまだタイのお客さんのノリにはほど遠いものがあります。
これについて「スロー・ミュージックで行こう」の若林氏は
民族音楽の「聴き方を学ばなければならない」。
日本では、客席→「受け身」、演奏者→「与え手」
と完全に分離しているけど、
民族音楽は、古くは祭りや祝い事などで
演奏者と聴衆が一緒に音楽を楽しんでいたそうで、
そういえば、ベリーダンスのディナーショーでも、最後は
皆さんで一緒に踊りましょう~
だったなあ。。。
バラエティ番組を見ていると、必ずお客さんをいれていて、
タレントの微妙につまらない話でも、笑ったりとか、リアクションしているので
日本人にも、やればできますよねコレ!!!
夫が「タイ人の選手はタイ語の応援が聞こえると強くなるんだよ」と言って、一人大きな声でタイ語の声援を贈っていたのを覚えています。
以来、タイ人が来日して試合をするときはわざと大きな声でタイ語の応援をするようにしています。周囲の人は「何この人?」って目で見ますが、私は選手だった夫と多くの選手達を通じて、「観客の力」を実感してきた側なので恥ずかしいとは思いません。
そして、ムエタイショーでムエタイの説明をするときに、やはり「私たちにできる最大のバックアップですよ」と言って、応援の仕方を教えてあげるようにしています。