元亀3年12月22日(1573年1月25日)
三方ヶ原の戦い 徳川家康 大敗
駿河、遠江の今川領を大井川を境に武田信玄と切り取った徳川家康。
やがて武田信玄は遠江に侵攻して、今度は徳川領を脅かし、浜松の北、三方ヶ原で激突します。
浜松城を素通りしてみせ、西に進路を向けた武田軍に対し、これを見過ごせば、徳川家の武門の面子にも関わると、家康は信玄に野戦を挑みます。
数で劣る徳川軍が背後を衝くと読んだ武田信玄は、自軍の軍勢の中央を厚く構える魚鱗の陣形を組んで万全な状態で待ち構えていて、戦いは2時間ほどで決まり、武田軍の圧勝となりました。
この戦いでは、夏目吉信、本多忠真といった多くの徳川家臣が家康を逃がすべく奮戦して生命を落としました。