函館 元町カトリック教会
北海道函館市元町
函館山からの夜景と共に函館市の顔ともシンボルとも称される元町カトリック教会は、江戸時代も幕末に差し掛かる1859年、安政6年、日米和親条約締結をもって開港される運びとなった函館(箱館)の港と街が外国に開放されたことが 献堂の きっかけとなりました。
伝導のため来道したフランス人カトリック神父、メルメ•デ•カッション司祭が安政6年11月25日に仮の聖堂を称名寺境内に献堂したのがはじまりです。
時代が明治となり、明治8年に木造の聖堂が献堂となりますが、明治40年の火災により焼失したことによりレンガ造りの聖堂になりますが、大正10年の函館大火にまたも焼失してしまいました。
この苦境に当時の司祭、ベリオール司祭と親交があったローマ法王、ベネディクト十五世により御見舞いとして豪華な祭壇が贈られ、元町教会は東日本以北で代表するカトリック教会に生まれ変わりました。