東大寺 法華堂【三月堂】奈良県奈良市雑司町東大寺法華堂は、東大寺の前身となった金鐘寺の遺構で、現存する東大寺最古の伽藍です。日本で初めて法華経が講じられた建物で、内部は入母屋造りの礼堂(らいどう)と天平建築の寄棟造の本堂の二堂からなります。これは、本尊の不空繭索観音像(ふくうけんじゃくかんのんぞう)が747年 天平19年に造立されたことに合わせ、建物も本堂に加えて礼堂が増築されたとされます。法華堂は三月に行われる法華会にちなんで、三月堂とも呼ばれ、現在では、三月堂の名が一般的です。