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鞍馬寺の山門を抜けて間もなく、鬼一法眼社が目に入ります。
鬼一法眼は、かつて京の都、堀川に架かる一条戻橋近くに屋敷を構えた有名な陰陽師でした。
六韜(りくとう)という宋国(現在の中国)から伝来した兵法書をまとめ上げ、陰陽道だけではなく、武人としても知られた鬼一法眼に、僧籍に入れられるべく、預けられた牛若丸(後の源義経)が知ることとなります。
六韜は六巻からなる兵法について記され、戦争の始め方から、謀略、奇策、地理を活かした戦術に至るまでまとめられ、牛若丸は密かに六韜を奪う計画を立てます。
牛若丸は鬼一法眼の娘に目をつけ、娘と親しくなって恋仲となり、鬼一法眼の留守を見計らって六韜の書を持ち出させました。
鬼一法眼社は、牛若丸が六韜の書を盗み読んだ場所にあった小堂跡とされ、やがて源頼朝の平家討伐に立ち上がる義経が自身の武人としての才を存分を活かす きっかけとなりました。
現在の法眼社は、平成30年の台風被害により大きく損壊しています。