Apu の All That I Am

公開備忘録のような投稿です。もしご興味をお持ち頂けましたら、PC版でご覧下さいますと嬉しいです!

乗鞍・大黒岳からの眺望 ~ お気に入りの一枚 ~



   

 以前に家族で乗鞍に出かけたときに撮った写真です。太平洋沿いに台風が通過していった翌朝に登りました。大変素晴らしい雲海も見ることが出来て家族で感動しました。マイカー規制があって、鈴蘭でバス待ちをしていた時に娘とUFO?を見たのも良い思い出です。その後、野生の熊が観光客を襲ったことがあり、うちの家族はもう行きたくないと言っています(涙)まぁ、そう言いつつもまた連れて行くつもりですが!この時の写真をスライドショーにしました。やっぱり雲海が素晴らしかったです。是非 「 乗鞍と大黒岳からの眺望 」 のリンクから見て行ってください。

もし記事にご興味がございましたら、カテゴリー毎にご覧くださると読み易いかと思います。
ページ最下部は「あぷ日記 Photo アルバム」です。過去投稿した写真のスライドショーです。
ちなみにニックネームの「あぷ」ですが、かれこれ十数年前のこと、言葉を覚えたての下の娘が「パパちゃん」と言えずに「あぷちゃん」と喋っていたのが由来です。しかし、こんな腰砕けなニックネームいつまで使うのだろうかと、そろそろ疑問と限界を感じております…(^^;)

木鶏に似たり ~ 安岡正篤『人物を修める』

2014年07月08日 | あぷのオススメ

  20歳過ぎ(当時まだバブルの雰囲気が冷め遣らぬ頃)ぐらいだったか、アルバイト先の店長に『致知』という雑誌の定期購読1年分をプレゼントしてもらったことがありました。その雑誌に頻繁に出てきた「木鶏」の話を紹介します。 (安岡正篤『人物を修める』致知出版社刊/荘子-外篇[達生][9]より)

 


 

紀渻子という人が闘鶏の好きな王のために軍鶏(しゃも)を養って調教訓練しておりました。

 

そして十日ほど経った頃、王が「もうよいか」とききましたところが、

紀渻子は「いや、まだいけません、空威張りして『俺が』というところがあります」と答えました。

 

さらに十日経って、またききました。

「未だだめです。相手の姿を見たり声を聞いたりすると昂奮するところがあります。」

 

また十日経ってききました。

「未だいけません。相手を見ると睨みつけて、圧倒しようとするところがあります。」

 

こうしてさらに十日経って、またききました。そうすると初めて

「まあ、どうにかよろしいでしょう。他の鶏の声がしても 少しも平生と変わるところがありません。

その姿はまるで木彫の鶏のようです。 全く徳が充実しました。もうどんな鶏を連れてきても、

これに応戦するものがなく、 姿をみただけで逃げてしまうでしょう」と言いました。 

 


 

   人物を修める (致知選書)  致知出版社

 


 

 夢希望に溢れる若者(笑)だった自分には、安岡正篤先生の言葉は本当にインパクトがありました(もちろん今でも!)。あの雑誌のお陰で東洋思想にのめり込んで行ったようなところがあります。人にしても、物や本にしても、何事も出会い(ご縁)って不思議です。

 最近になって、ある人に言われました「人生はどんな大人に縁するかが問題だよ」って…。当時の店長には今でも感謝しています。自分も年だけはとって来たけど、まったくもって大人になれているのかどうか怪しいです(汗)。「木鶏」のようにありたいものです。

 

≪関連リンク≫

安岡正篤「一日一言」 - 名横綱双葉山と木鶏の逸話


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ラマナ・マハリシの教え

2013年05月19日 | あぷのオススメ

 初めてこの本を読んだとき、私は自分の心が電気と言うか稲妻にでも打たれたような感覚になりました。

 過去、誰でも一度は本当の自分を知りたい、自分探しをしたいと思ったことがあるのではないでしょうか。

 この本は明らかにその答えを私たちに伝えていると私は思います…思いますが、だがしかしです…読めば一瞬のその言葉、この「ラマナ・マハリシの教え」を心の底から納得出来るていると自分に嘘をつけずに言えるかどうか?頭で、真我の探求において「私は誰か」と言う思索と瞑想の実践が最重要と分かっていても、どれほどそのことが自分の支えになっているのか?もっと言うと、道元禅師も仰る「生死一大事」の特に「死」に際してもなおそれは自分に有効なのか?…実際は、この部分は生涯かけて取り組むに余りある課題です。きっと、自己のうちに総てがあると揺ぎ無く自認できるまでそれは続くのでしょうけど…

 この本は悩み多きこの時代にこそ必要なのではないかと思えてきます。もし、多くの人がこの理解を持つことができたなら、この世の争いは金輪際(←死語かな)無くなるかも知れません。それほどのインパクトのある本だと私は思います。特に瞑想を行う人であれば必携な本です。


 ラマナ・マハリシの教え
 ラマナ・マハリシ/山尾三省(訳)
 めるくまーる

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NHKスペシャル チベット死者の書

2013年05月17日 | あぷのオススメ
 バルドトゥドゥル(死者の書)は死者に輪廻からの解脱を説く、慈悲に溢れた経典です。

 人の本当の幸せは何処にあるのか。人は一人で生まれ、一人で死んでいく。確か本編にも「誕生のときお前は泣き、全世界は喜びに湧く。死にゆくとき全世界は泣き、お前は喜びに包まれる。」…と言ったシーンがあったと記憶しますが、この意味するところが本当に深いと思います。

 バルドトゥドゥル(死者の書)にあるように、執着が引き起こす様々な死後の顛末を見せつけられるとき、結局 私たちはそれぞれの『心の成熟』を目指すこと、ただただ今生を全うすることの重要性を感じずにはいられないのではないでしょうか。

 このDVDは死を扱った番組であるにも関わらず、実際は私たちひとりひとりの命への讃歌とも受け取れるような、何かそんな清々しささえ覚える素晴らしい作品だと私は思いました。

 
 NHKスペシャル チベット死者の書 [DVD]
 中沢新一/河邑厚徳
 スタジオジブリ ~ ジブリ学術ライブラリー ~

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あぷ日記 Photo アルバム