仙台出張です。一人で行くようになって2年くらいになるのかな。いつも高速代をケチって下道を使うのですが、栃木のさくらからＲ293を使って、那珂川沿いを走るのが結構好きです。伊王野からは八溝山の脇を通って棚倉へ。戸中峠を越えると桜が綺麗に咲いていました。朝、東京を出るときはどんより曇っていたのに、ここでは青空に陽がさして、清々しい風に吹かれた桜が一斉に散っていました。
※画像クリックで大きくなります。実は先日、お花が大好きな方を亡くしまして、恐らく今日(4/27)辺りが初七日なのでしょうが、思いがけず舞い散る桜に彼女が重なってしまい、しばらく車を降りて佇んでしまいました。
車に戻ると桜の花びらがたくさんフロントガラスに載っていました。花びらはそのまま走らせてもなかなか飛んでいきませんでした。少しすると雨が降ってきましたが、花びらたちはまだ残っていて、何と言いますか、ワイパーを動かす気持ちにはとてもなれませんでした。
それでも雨がやむと花びらはひとつひとつ弾かれて行きました。そして最後の一枚が飛び去って、どこか彼女を見送ったような気持ちにいたのですが、Ｒ4を国見まで上がってきたとき、なんと目の前に虹が現れたのです。
私は最後の会話の端々を思い出しながら、改めて「いのち」のことを考えていました。ときに出会いと別れはとても辛いことではありますが、少しでも「いのち」を充実させるものでありたいです。それがお互いの供養になるように思えます。故人のご冥福を心から祈っています。
≪関連リンク≫
戸中峠の桜(棚倉町) - ふくしまの旅[公式]観光スポット情報
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