裏口に隠せる鍵や虫の声
季語 虫の声 虫の傍題 俳句ての「虫」は、秋に鳴くキリギリス科とコオロギ科の虫を総称している。その音を愛でるのが本意。立秋の頃から様々な虫が鳴き始める。夜の風が秋めいてくる頃、澄んだ虫の音を耳にするようになると、しみじみと秋の到来を感じさせる。秋も深まってくると「昼の虫」も鳴くようになるが闇の虫に比べると声も弱弱しい。歳時記抜粋。
聞き役の虫もいるはず闇深し 松原小蕾
掲句 夜帰宅して鍵を探すこともなくなった。過去の句である。
毎日が熱帯夜、草が少なくなったせいかほとんど聞かない。