今日は 占い師の当たる確率と、その狂信的な信者についてのお話です。
占いと言いますと、女性が非常に興味を示すものと思われていますが、実は私も男にしては結構、占いが好きな方だと思っています。 例えば西洋占星術で、自分が水瓶座である事が何故か嬉しいのです。
ですから、13星座占いで調べてみますと、水瓶座ではなくなって、新山羊座になってしまう事が納得出来ず、それゆえ、13星座占いには全く興味がありません。
そんなわけですから、これからお話しする内容の中に、例え占いに対して批判的な目で見ているようなところがあったとしても、「本当は占いが好きな人間が書いたものである」という事を、ご理解頂たいと思います。
このお話は数十年も前に聞いたものですので、誰から聞いた話なのかも詳しい内容も、すっかり忘れてしまいましたが、その基本的な考え方だけは何となく覚えていますので、ご紹介したいと思います。
占ってもらう内容は、仕事の悩みでも恋愛の悩みでも何でも構わないのです。
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さて占い師というものは、その能力によって当たる確率が随分と違うものだと思いますが、100%当たるとは誰しも考えてはいないと思います。 80%くらいの確率で当たればまあ良い方でしょうか。
天気予報で一番当たる確率が高いのは 梅雨の時期だそうですが、それでも確か70%~80%くらいだったと思います。
ここでは仮に「50%の確率で当たる占い師」という事で考えてみたいと思います。 つまり素人同然の、ほとんど当たらない占い師という意味です。
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例えばこの占い師の元へ、100人のお客さんが訪ねて来たとします。 そして自分の将来などを占ってもらいます。 その内の50人は占いが的中し、50人がはずれます。 それは、この占い師が50%の確率で当たる占い師だからです。
この1回目の占いで当たった50人は、「この占い師は結構当たる占い師かも知れないぞ」と考えます。 そして他の人にも話したくなります。
一方、占いが当たらなかった50人の方は、自分にとって大事な事柄を自分で判断せずに、占い師に頼った事を恥ずかしく思い、誰にも話したくはありません。 そして再びこの占い師の元にはやって来ないでしょう。
占いが的中した50人の方は、また何かで悩み事が起きた時に、この占い師にもう一度占ってもらおうかと考えてやって来ます。 これが2回目の占いになります。 この時にまた占いが的中する人が25人、はずれる人が25人です。
そして 的中した25人は「この占い師は2回も当たったぞ」と驚いて、少しずつ信者になっていきます。 そして他の人にも言いふらすようになります。 占いがはずれた25人は、そこから離れて行きます。
同じようにして3回目の占いで12人が当たります。 4回目の占いで6人が当たります。 5回目の占いで3人が当たります。 こうなれば、ほとんど狂信的な信者になって来ます。
100人のお客さんの中で、5回占ってもらって、常に的中する人が3人は出てくる計算です。 この人たちにとっては、「この占い師は100%の確率で当たる占い師だ」と思い込む事でしょう。
つまり素人同然の、ほとんど当たらない占い師であっても、100人のお客さんがくれば、その内の3人は狂信的な信者になるという事になります。
この人たちが他の人たちに言いふらし、占い師の評判が上がってくるのです。
占いと言いますと、女性が非常に興味を示すものと思われていますが、実は私も男にしては結構、占いが好きな方だと思っています。 例えば西洋占星術で、自分が水瓶座である事が何故か嬉しいのです。
ですから、13星座占いで調べてみますと、水瓶座ではなくなって、新山羊座になってしまう事が納得出来ず、それゆえ、13星座占いには全く興味がありません。
そんなわけですから、これからお話しする内容の中に、例え占いに対して批判的な目で見ているようなところがあったとしても、「本当は占いが好きな人間が書いたものである」という事を、ご理解頂たいと思います。
このお話は数十年も前に聞いたものですので、誰から聞いた話なのかも詳しい内容も、すっかり忘れてしまいましたが、その基本的な考え方だけは何となく覚えていますので、ご紹介したいと思います。
占ってもらう内容は、仕事の悩みでも恋愛の悩みでも何でも構わないのです。
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さて占い師というものは、その能力によって当たる確率が随分と違うものだと思いますが、100%当たるとは誰しも考えてはいないと思います。 80%くらいの確率で当たればまあ良い方でしょうか。
天気予報で一番当たる確率が高いのは 梅雨の時期だそうですが、それでも確か70%~80%くらいだったと思います。
ここでは仮に「50%の確率で当たる占い師」という事で考えてみたいと思います。 つまり素人同然の、ほとんど当たらない占い師という意味です。
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例えばこの占い師の元へ、100人のお客さんが訪ねて来たとします。 そして自分の将来などを占ってもらいます。 その内の50人は占いが的中し、50人がはずれます。 それは、この占い師が50%の確率で当たる占い師だからです。
この1回目の占いで当たった50人は、「この占い師は結構当たる占い師かも知れないぞ」と考えます。 そして他の人にも話したくなります。
一方、占いが当たらなかった50人の方は、自分にとって大事な事柄を自分で判断せずに、占い師に頼った事を恥ずかしく思い、誰にも話したくはありません。 そして再びこの占い師の元にはやって来ないでしょう。
占いが的中した50人の方は、また何かで悩み事が起きた時に、この占い師にもう一度占ってもらおうかと考えてやって来ます。 これが2回目の占いになります。 この時にまた占いが的中する人が25人、はずれる人が25人です。
そして 的中した25人は「この占い師は2回も当たったぞ」と驚いて、少しずつ信者になっていきます。 そして他の人にも言いふらすようになります。 占いがはずれた25人は、そこから離れて行きます。
同じようにして3回目の占いで12人が当たります。 4回目の占いで6人が当たります。 5回目の占いで3人が当たります。 こうなれば、ほとんど狂信的な信者になって来ます。
100人のお客さんの中で、5回占ってもらって、常に的中する人が3人は出てくる計算です。 この人たちにとっては、「この占い師は100%の確率で当たる占い師だ」と思い込む事でしょう。
つまり素人同然の、ほとんど当たらない占い師であっても、100人のお客さんがくれば、その内の3人は狂信的な信者になるという事になります。
この人たちが他の人たちに言いふらし、占い師の評判が上がってくるのです。
以前「占い師100人に聞きました」・・・というようなTV番組があったのですが、その100人の占い師たちに対して、
「最近結婚したこの芸能人カップルは離婚するでしょうか?」・・・などという質問をする訳ですよ。
これに対して80%以上の占い師が「離婚します」という答えが出るのならば、何となく占いも当たるのかな?という気がするのですが、実際は「離婚するが50%、離婚しないが50%」という結果なのですよ。
この全体の確率は50%ですから、ほとんど素人を100人集めたのと代わりがないのです。
つまり占いの番組としては全く魅力がない訳です。
細木さんや江原さんの魅力は、ただ単に当たるか当たらないかの占いではなくて、「カウンセラー」としての魅力だと思います。
相談者が自分の問題点を「自己発見」している事が大切です。
私は、他の人たちの占いを信じられないという人が、細木さんや江原さんのアドバイスを受けたとしても、素直に受け入れられるとは思っていません。
また、話は飛びますが、「人間」を信じられないような人が、神仏を信じたりペットを可愛がったりしているのを見かけますが、これもあまり信用していません。
やはりどんな人の意見に対しても、(正しい、間違いに関係なく)素直に聞く事が出来るのか、という事が大切だと思います。
色々な立場の人たちのアドバイスは、素直に聞いていればそれなりの収穫はあると思います。
以前も感じた事なのですけど、sari さんは一見頑固そうに見えて、実は随分と素直な人なのですね。
私なんか「正しい話」をする訳でもないですし、偉そうな事を言える立場でもない訳ですから、
「こんな考え方は如何でしょう」・・・のような雰囲気でエッセイを書いているつもりです。
でも、そんな話を素直な気持ちで聞けるのですから大したものです。
実は気を悪くされたのではないかと心配していたのですよ。