東京国際映画祭で公開を迎え、
東北で上映されるのを待つこと4ヶ月。
ついに昨日、仙台フォーラムにて鑑賞することが叶いました。
相変わらず繊細で美しい映画だ、というのが感想です。初めて「ほきもと・そら」監督の作品を観たら、大抵のお客さんは戸惑うのではないかと思います。
それは、今まで私たちが映画だ、と思って観てきた映画(特に日本映画)とは、大分様子が違っているから。
どうやって観たらいいのか・・・とか(笑)
私たちが、人生を生きているように見ればいい。
自分の人生の主役は自分だからといって、それを自分の思う通りにコントロールすることなんてできない。日常は、映画で求められてる刺激的な事件、で出来上がっているわけではなく
(日常って)日常に感じた、生きていて抱えてる、時折込み上げる、または静かに根底に流れ続けている「感情」が折り重なってできているように私には感じられます。
私は、日常を生きてる人間が描かれた映画が好き!!
思い出は、ストーリーとしてではなく、記憶のかけらがキラキラした断片になって散らばっているのではないかな。この映画を見た後には、自分の心が少し、「洗濯」されたように感じられるかも、ですよ。
ビアリストックスの楽曲も生歌で聞くことができ、至福の夜でした