「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」・・・これは、イエス・キリストが処刑される前に放った言葉、とのこと。
映像を通じて感染する病(レミング病)によって人々が自殺していく近未来を描いた2005年の作品(青山真治監督特集のパンフより)
なんとも予言めいた作品ではないか!
この作品の中で「病気の自殺と、本当の自殺の違いは」と質問するセリフがある。
主人公の答えがその後にあるのだけれど・・・
ここからぐっと映画のスケールが大きく深くなっていくのを鑑賞しながら感じていた。(ああ、やっぱり凄い監督!)
多分、観るたびにこの映画は観客の中で変化を遂げていくのだと思う。
優れた映画にはこんな仕掛けが隠されているよね。