ぶっちゃけ、マルと私は気が合う。
性格も似ている。短気なところがね。
マルは面白い。いちいちしゃべる。
体をつっつくと「ん!」と言ったり、なにかにつけ「ウッキャー!」「んーーー!」と驚いてくれる。
外で物音がすると「う~~~」とうなり声をあげる(タマもね)。
だから私もいちいち「犬じゃないんだから~~!」と言うけどなおらない。
おかげでおっとりしていた小梅まで「う~」とうなるようになり、今では約半分の猫が小型犬化している。
そんなマルだがけっこうな人気者。しつこくないからかな。人間もしつこい人は敬遠されるから。
不思議なことは「マル~~」と呼ぶと、他の猫がわらわらと集まってくることがある(笑)。
マルが甘えるのは猫ではなく人間。それも私のみ。
でも、妹が泊まりに来た時、いつもなら私と一緒に寝るのに来なくて
あくる朝妹を起こしたら、妹の布団からモゾモゾと眠そうな顔して出てきたことがあった。
きっと私と妹のにおいが似ていたのだろう。そんなところもマルらしくていい。
でも思わず「裏切り者!」って言っちゃった(笑)。
そんなマルだが、甘えるタイミングがわかる空気が読める子でもある。
例えば、1年にも及んだ小梅の闘病の時は私に遠慮して甘えなかった。
でも相当我慢していたようで、「マルはオレのところにきてチュッチュカしだしたよ」と夫が言っていた。かわいそうになった。
小梅が死んでしまってからもマルは私にチュッチュカしなくなった。
ちょっと残念だったがマルも大人になったんだと自分に納得させ数ヵ月経った頃、またしがみついてやるようになった。
大人になったわけでなく(十分大人だけど)、ただ甘え方を忘れていただけかもしれない。
最近はミリーにかまってばかりだったので、またも私のそばでじっと我慢しているマルを
「マル!オレにチュッチュカしていいよ!」と夫が無理やり抱っこしたら
いつもは放せ~と騒ぐのに…やりはじめた!(笑)。
もうひとつマルらしいのが、別の部屋や玄関で一匹で寝ていると急にさみしくなるらしく
「うゎ~…うゎ~…」とこちらに聞こえるように、なんとも悲しげな声をだすことがある。
「マユちゅわぁ~~ん!」と気持ち悪い声で何回か呼ぶと、
すぐには来ないで数分後に「来てやったよ」って顔して現れる(笑)。
ここ数日具合が悪く一人で寝ていたら、そばに来て甘えることなく添い寝をしてくれた。
自分勝手な人間よりもマルはよくわかっている。
いつもなんだかんだ私の近くにいてくれるマルはもう8歳。タマ同様ずっと甘えんぼでずっとそばにいてほしい。
ちなみにオスではありません。れっきとしたかわいい女の子です。
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