アレコレ

猫たちとの暮らしの中で、やりたいこと・やらなきゃいけないことがたくさん。

あれから4年

2015-03-11 19:45:55 | 雑考

 

 

 

東日本大震災から早4年。

今日は寒い日でした。

 

 

鳥さんを観察中のふじっことリィチィ

 

 

震災の前年に父が亡くなり、定期的に母の様子を見に行っていた頃で、

あの日も、震災の1時間半前に実家に着いていました。

 

 

ピーナッツ

 

 

地面が揺れはじめ、これは大きいかもと、母に、

「お母さーん!外に出てー!」と叫ぶと、「わかったー!」・・・・・ではなく、

「いやだー中にいるーーー!」って叫ぶので、何考えてんのかと思い、

「なに言ってんのーーー!外ーーーー!」と怒鳴り、母を外に出し、

私は地面にひれ伏し、私の背中に母がしがみつき、地震を耐えました。

 

 

 

 

 

 

あとで、なぜ外に出ようとしなかったのか聞くと、

地面がゴゴゴゴゴ・・・と割れて、またゴゴゴゴゴ・・・・・と閉じるので外の方が危ないという伝説があったようで・・・。

いまだにこんな人がいるんだ・・・と私は無言になりました。

昔マンガやテレビで見たことがあるような記憶がありますが、母の年代はそういうことがあるとかなんとか言われていたとか。

実際どうなのかな?なんらかの学者さんに聞いてみたいです。

とにかく、そんな子供みたいな母と、とりあえず一緒に居られたことはよかったと思っています。

母はそう思っていないかもしれませんが。

 

 

 

ミリー

 

 

地震のすぐあとに、隣のご夫婦や近所の親戚のおじちゃんや母の友人がすぐに母の様子を見に来てくださいました。

友人以外は80歳くらいの高齢者の方です。

そんな方々が一人暮らしの母を心配して駆けつけてくれることは、本当にありがたいと思いました。

 

 

 

上からゴロー からん ロックン?

 

 

震災の時はガソリンの供給もなく、皆、節約のためにゆっくりと運転していたのに、

喉もと過ぎれば熱さ忘れる。のでしょうか、今では何事もなかったかのように、ものすごいスピードで走っています。

まあ、急いでいる人もいるのでダメとは言えませんが、震災から何を学んだのか?そう考えてしまいます。

あの時の教訓を生かすような日常にならないもんかな、って思います。

 

 

 

からん 

 

 

人に影響を与えすぎるテレビなどのメディアも、ゴールデンタイムはくだらない番組が多く、

見てほしいのは深夜にまわされる始末。いいかげん変わってほしいんだけど、結局金銭的なことでこうなっているのかな。

今日3.11になると、やっぱりみごとに局は一斉に震災の特別番組編成になっていました。

365日のたった1日だけ?これだけで何が伝わりますかね。日本人ってこんなもんなんですかね。なんだか情けなくて。

風化させないと言っているのなら、もう少しどうにかしないと。

 

 

 

スミオ

 

 

私は毎日地震のチェックをしていますが、最近は地震がない日々が続いていると、かえって不安になります。

ひずみが溜まって大きな地震がまた来るかも・・・なんて考えてしまうのです。

それほど恐ろしい地震でした。

私が住んでいる家も、この先大地震が起きるとこの姿をとどめているのだろうか。

東海第二原発がどうにかなって、避難指示が出されたらどうする?

たぶん猫は置いていけと言われるだろう?・・・でも絶対に置いていかない、私はここに残る・・・。

なんて、アホみたいなシュミレーションまでする始末です。

【※茨城県東海第二原発は、36年経って老朽化が問題になっている日本最初の原発です】

一年ごとに解決に向かうかと思いきや、足踏みだらけの日本。

もしかしたら今の日本は、庶民が見えないところで窮地に追い込まれているかもしれません。

私は経済のことは無知で、経済学者に何言ってんじゃと言われそうですが、

単純に考えて、国民が1円寄付すれば何億か貯められてうまく利用できるんじゃないかな、なんて。

そういうふうにうまくまわらないかな、経済って複雑化しすぎたのかな、って思ってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

茨城にもいまだ災害公営住宅があり、、色々と問題があるようです。

東北とは比べ物にはならないかもしれませんが、ひとりひとりのことですから、問題の大きさは同じ。

でもそれよりも、同じ茨城に居ても、そういうことが県内であまり知られていないのが一番の問題かもしれません。

今年もまた考えさせられる一年となりそうです。

 

 

 

 

 

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