投資家の目線

投資家の目線467(イスラエル問題)

 5月12日、日本とイスラエルは共同声明を発表した。それには安全保障に関するものも含まれていた。

日イスラエル首脳会談 外務省HP


 最近、イスラエルは各国でボイコットを受け始めている。以下のブログによれば、米国のキリスト教教会はイスラエルの占領に関連した米企業の株を売る運動を呼び鰍ッているし、

世界の底流 イスラエル国内の危機 ―シオニスト国家vs.ハレディーム 2013年5月25日 北沢洋子


オランダ最大の年金であるPGGMがイスラエルの銀行から資本を引きあげたことも次のブログで報じられている。

孤立化するイスラエル(1) 高橋和夫の国際政治ブログ 2014/5/30


 最近では、イスラエルはケリー米国務長官から「アパルトヘイト国家」になると言われている(なお、イスラエルのバラク国防相もイスラエルがアパルトヘイトの国になる獅フ発言している(参考文献:「超大国の自殺」 パトリック・J・ブキャナン著 河内隆弥訳 幻冬舎))。

「人種隔離」発言で釈明 イスラエルめぐりケリー米国務長官 2014.4.29 MSN産経ニュース


 南アフリカのアパルトヘイト政策に最も打撃を与えたのは前記のような「株を売る運動」と言われている。そして、「アパルトヘイト」反対のためのイスラエル・ボイコットは社会的責任投資に通じる。今回の声明で、日本はアパルトヘイトを行う政権と安全保障分野で協力関係を結んでいる国だと悪評が出てくるのではないだろうか?
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