カネボウの粉飾決算に絡んで、元社長など3名が逮捕された。同社の不正経理は以前からあったようで、その意味では逮捕された元役員(特に銀行出身者)だけの責任ではないかもしれないが、虚偽の情報をつかまされた株主は最も被害を受けている。 今後の投資家保護を考える上でも、監督当局には虚偽記載には厳しい態度で臨んでほしい。