以下の記事のように、今年に入って食料品価格の値上げが続いている。具体的には、砂糖。大豆価格高騰に伴う大豆製品、食用油、食用油を使用するマーガリンとマヨネーズ。政府の輸入小麦売渡価格引き上げに伴う業務用と家庭用の小麦粉、それらから作られるパスタ、菓子。中国産ソバの実高騰に伴うそばの値上げ。トウモロコシ価格高騰に伴う異性化糖（甘味料に使用）、コーン油、コーン缶。家庭用コーヒー。そして米油。
マーガリン類も値上げ: 2021/2/9 日本経済新聞WEB版
J―オイルミルズ、8月に油脂製品再々値上げ: 2021/5/19 日本経済新聞WEB版
日清オイリオ、8月に食用油を値上げ 今年3度目: 2021/5/25 日本経済新聞WEB版
キユーピー、マヨネーズを8年ぶり値上げ: 2021/4/26 日本経済新聞WEB版
味の素もマヨネーズ値上げ 約8年ぶり: 2021/4/28 日本経済新聞WEB版
米油が最高値更新 内外の原料高を転嫁:2021/7/21 日本経済新聞WEB版
業務用大豆製品、来月から値上げ 日清オイリオ: 2021/6/12日本経済新聞WEB版
昭和産業 業務用大豆製品を値上げ 13年ぶり: 2021/6/7 日本経済新聞WEB版
高野豆腐値上げへ、消費減退懸念 健康訴求などに力: 2021/7/15 日本経済新聞WEB版
豆腐など製品値上げ機運 大豆高で14年ぶり業界「窮状」: 2021/7/15 日本経済新聞WEB版
日清製粉、業務用小麦粉を値上げ: 2021/4/8 日本経済新聞WEB版
ニップン、昭和産業、日東富士製粉が業務用小麦粉値上げ: 2021/4/9 日本経済新聞WEB版
日清フーズ、家庭用小麦粉値上げ 7月から2～4%: 2021/5/19 日本経済新聞WEB版
ニップン、家庭用小麦粉値上げ 7月から1.5～4%: 2021/6/3 日本経済新聞WEB版
はごろもフーズ、パスタ値上げ 9月から3～4.8%: 2021/7/14 日本経済新聞WEB版
ニップン、パスタ・そば製品を値上げ: 2021/6/17 日本経済新聞WEB版
中国産原料の高騰余波でそば値上げ 「ギリギリの判断」: 2021/5/26 日本経済新聞WEB版
異性化糖、10円値上がり 原料トウモロコシ価格高騰で: 2021/4/9 日本経済新聞WEB版
コーン油、値上げ決着 4～6月は5円高で7年ぶり高値: 2021/5/17 日本経済新聞WEB版
いなば食品、コーン缶価格改定 コロナ禍で世界需給がひっ迫 – 2021/7/2 日本食糧新聞電子版
砂糖、DM三井製糖HDが再値上げ 7月15日から3%: 2021/6/30 日本経済新聞WEB版
UCC、家庭用レギュラーコーヒー20%値上げ: 2021/7/9 日本経済新聞WEB版
米製菓大手モンデリーズ、原材料価格高騰で値上げへ: 2021/4/28 ロイター
追記：
AGFも家庭用コーヒー値上げ 店頭価格2割高に、10月から 2021/8/3 - 共同通信
キーコーヒーも値上げ 家庭用約20%、10月から7年ぶり: 2021/8/6 日本経済新聞WEB版
雪印メグミルクの「ネオソフト」、13年ぶり値上げ: 2021/8/12 日本経済新聞WEB版
明治、マーガリン商品「コーンソフト」値上げ: 2021/8/13 日本経済新聞WEB版
山パン、和洋菓子を平均7%値上げ 2015年以来: 2021/8/18 日本経済新聞WEB版
ニチレイ、冷凍食品値上げ 家庭用約6年半ぶり4～8%: 2021/8/23 日本経済新聞WEB版
日清オイリオ 11月に食用油を値上げ 今年4回目: 2021/8/30 日本経済新聞WEB版
日糧製パン、和洋菓子の約4割を値上げ 原料コスト上昇で: 2021/8/31 日本経済新聞WEB版
フジパン、和洋菓子8%値上げ 原料価格の高騰で: 2021/8/31 日本経済新聞WEB版
Jオイルと昭和産業 食用油を11月から値上げ: 2021/9/1 日本経済新聞WEB版
敷島製パン、和洋菓子7%値上げ 原料価格の高騰で: 2021/9/8 日本経済新聞WEB版
松屋の「牛めし」、関東以外で実質値上げ 380円に : 2021/9/22 日本経済新聞WEB版
ボーソー油脂、12月に米油値上げ 今年3回目: 2021/10/11 日本経済新聞WEB版
日清製粉、業務用小麦粉を値上げ: 2021/10/14 日本経済新聞WEB版
ニップンや昭和産業、業務用小麦粉を値上げへ:2021/10/15 日本経済新聞WEB版
スパイス・ハーブ高値続々 天候不順・人手不足で供給減:2021/10/18 日本経済新聞WEB版
新型コロナ: びっくりドンキーが値上げ検討、北海道の外食に試練の秋:2021/10/20 日本経済新聞WEB版
鳥越製粉、業務用小麦を値上げ:2021/10/20 日本経済新聞WEB版
日清フーズ、家庭用小麦粉など値上げへ: 2021/10/25 日本経済新聞WEB版
汎用コーヒー豆、10年ぶり高値 海上輸送の混乱で:2021/10/27 日本経済新聞WEB版
昭和産業、家庭用小麦粉やパスタ値上げ 原料高で来年1月:2021/10/28 日本経済新聞WEB版
味の素冷食、冷凍食品値上げ 家庭用で4～13%:2021/10/29 日本経済新聞WEB版
異性化糖、流通価格5円上昇 輸入コスト上昇で:2021/10/29 日本経済新聞WEB版
小麦上昇、8年8カ月ぶり高値 減産観測広がる:2021/10/29 日本経済新聞WEB版
吉野家、牛丼7年ぶり値上げ 並盛426円に:2021/10/29 日本経済新聞WEB版
カルビー、ャeトチップス値上げ：2021/10/30 日本経済新聞朝刊
ネスレ日本「ネスカフェ」一部値上げ コーヒー豆高騰で:2021/11/1 日本経済新聞WEB版
山崎製パン、食パン・菓子パンを値上げ 22年1月から:2021/11/1 日本経済新聞WEB版
フジパン、食パンや菓子パンを値上げ 22年1月から:2021/11/4 日本経済新聞WEB版
湖池屋もャeトチップス値上げ 来年6～11%:2021/11/5 日本経済新聞WEB版
敷島製パンが値上げ 22年1月から平均6.7%:2021/11/5 日本経済新聞WEB版
ニップン、家庭用小麦粉を1.5～9%値上げ:2021/11/10 日本経済新聞WEB版
キッコーマン、しょうゆ商品4～10%値上げ 原材料高:2021/11/12 日本経済新聞WEB版
アヲハタ、家庭用ジャムを値上げ 2022年2月から:2021/11/16 日本経済新聞WEB版
日本水産、家庭用すり身製品を値上げ 約5～13%:2021/11/19 日本経済新聞WEB版
紀文食品、かまぼこ・ちくわ値上げ 22年2月から:2021/11/24 日本経済新聞WEB版
テーブルマーク、家庭用冷食値上げ 5～10%:2021/11/27 日本経済新聞WEB版
昭和冷凍食品、家庭用・業務用冷食値上げ 22年3月から:2021/11/27 日本経済新聞WEB版
マルハニチロ、家庭用冷凍食品2～23%値上げ:2021/11/29 日本経済新聞WEB版
サントリー、ウイスキーを5～28%値上げ:2021/11/29 日本経済新聞WEB版
ラード3年半ぶり値上がり 脱炭素の余波、原料品薄:2021/11/29 日本経済新聞WEB版
はごろも、コーンやパスタ値上げ 22年2月から:2021/11/29 日本経済新聞WEB版
味の素冷食、鶏肉の冷凍食品6～10%値上げ:2021/11/30 日本経済新聞WEB版
キユーピー、マヨネーズなど値上げ 家庭用で2~10%:2021/12/1 日本経済新聞WEB版
日本ハム、ソーセージなど5～12%値上げ 2月から:2021/12/1 日本経済新聞WEB版
いきなり！ステーキが「いきなり値上げ」 突然の発表に利用者困惑、広報がツイッターで謝罪 2021/12/1 (J-CASTニュース)
ニップン、家庭用冷食5～12%値上げ:2021/12/2 日本経済新聞WEB版
味の素がマヨネーズ値上げ 家庭用で最大9%:2021/12/6 日本経済新聞WEB版
東洋水産、生めん類を6～13%値上げ:2021/12/7 日本経済新聞WEB版
伊藤ハム、22年3月から4～14%値上げ ハムなど230品:2021/12/10 日本経済新聞WEB版
日清食品HD、チルド・冷凍麺6～13%値上げ:2021/12/10 日本経済新聞WEB版
新型コロナ: 山崎醸造、22年3月に味噌など5~13%値上げへ:2021/12/13 日本経済新聞WEB版
オエノンHD、麦焼酎「すごむぎ」値上げへ 22年3月:2021/12/14 日本経済新聞WEB版
マヨネーズなど3～15%値上げ、エスエスケイフーズ:2021/12/16 日本経済新聞WEB版
ヤマサ醤油、14年ぶり値上げ 22年3月から4〜10%:2021/12/16 日本経済新聞WEB版
米久、ハムソーセージ70品目値上げ 22年3月から:2021/12/17 日本経済新聞WEB版
すき家、牛丼を値上げ 「並盛」400円に:2021/12/20 日本経済新聞WEB版
プリマハム、200品目5～12%値上げ 22年2月から:2021/12/20 日本経済新聞WEB版
冷凍麺など値上げへ 3月から家庭用と業務用で実施 キンレイ 2021/12/21(食品新聞)
寿がきや食品、チルド麺値上げへ 3月から5～12％引き上げる 2021/12/22 (食品新聞)
業務用塩、 値上げ一色に染まる 製塩大手4社に続いて輸入天日塩を天然ガスで製塩する2社が発表 2021/12/16 (食品新聞)
砂糖、コスト増で3度目の値上げ 3月と7月に続き12月にも引き上げられる見通し 生産合理化と再編の契機に 2021/12/15 (食品新聞)
ミスド、ドーナツ10円値上げ 22年3月から:2021/12/23 日本経済新聞WEB版
ニチレイ、冷凍農産品を8～15%値上げ:2021/12/23 日本経済新聞WEB版
丸大食品、5～15%値上げ 22年3月から250品目で:2021/12/24 日本経済新聞WEB版
丸亀製麺、かけうどん20円値上げ 原材料などの高騰で:2021/12/27 日本経済新聞WEB版
新型コロナ: 良品計画、200品目を値下げ 雑貨や食品など: 2021/8/31 日本経済新聞WEB版
最終更新：2022/6/24
キャベツやハクサイ2割以上安く 農水省、8月卸値見通し: 2021/7/30 日本経済新聞WEB版
希望退職募集や賞与削減（「夏のボーナス7%減、リーマン以来の下げ幅 経団連集計」 2021/6/25 日本経済新聞WEB版）など雇用、年収の悪化が続く中、食品の値上げは生活に響く。政府は最低賃金の引き上げなど賃上げで対応しようとしているが、賃金引き上げに伴う中小零細企業の経営悪化で雇用が悪化しては何もならない。菅首相は雇用調整助成金特例措置の12月末までの延長という一時的な政策（『首相「賃上げの流れ強固に」 雇調金の特例延長を表明』 2021/7/21 日本経済新聞WEB版）、あるいは業態転換促進策（「新型コロナ: 最低賃金の影響受ける中小企業、業態転換を支援 経産省」 2021/7/31 日本経済新聞WEB版）で支援しようとしている。しかし、アメリカ・ファーストやバイ・アメリカン政策など世界経済のデカップリングが進行しており、一時的な対策で解決できない。最低賃金の影響を受ける中小企業全部が業態転換できるわけではないだろう。国内の分配のやり方を根本的に見直す必要があるのではないだろうか？
