めんどりおばあの庭

エッセイと花好きのおばあさんのたわ言

2月は別れの月・・・

2016-02-12 14:45:34 | 日記
 
 今日はお日さまが雲間から出たり入ったり。
 庭に鶯が1羽、やって来ました。
 我が家の梅の開花はまだです。
 がっかりしたのか、鶯、すぐに飛んで行ってしまいました。
  
 今日は頭が重くて、頭痛薬を飲みました。
 最近、眠れません。
 2月は母、叔父、叔母、そして義兄が逝った月です。
 2月は別れが多い月ですね。
 大切な人たちの思い出が私を眠らせてくれません。
 なんだか、夜になると心がざわざわします。 
 逝った人たちを偲ぶのは供養になるそうですね。
 私が小学生の頃、叔父は大学生、叔母は教師でした。
 兄や姉のように可愛がってくれました。
 叔母は口うるさくてかないませんでしたが。
 
 母とは2度の別れがありました。
 私が10歳の時の別離。
 再び一緒に暮らすことはありませんでした。
 そして、永久の別れは私が40歳の時、どちらも冬の寒い日でした。
 
 母はとても手先が器用で、手作りの刺繍を施したワンピースや手編みのセーターを
 着せてくれました
 戦後、物のない頃でしたので、お洒落な服は南九州の田舎町では目立ちました。
 或る時、薄くなった毛布を赤色に染めてジャンパースカートに。
 胸の辺りに刺繍がしてあって、それを着ていたら年上の女の子に意地悪された
 記憶が・・・
 
 母は娘時代から、祖父の赴任先である外地で暮らしていました。
 女性としては進歩的と申しましょうか、自分をしっかり持っていたと思います。
 お料理が上手で、おやつもゼリーやドーナツの手作り。
 戦争があって敗戦、色々なことがたくさんあって、両親は別離。
 思春期の頃は母を憎んでいましたが、母が逝った年を当に越えた今、思います。
 母は母なりに私を愛してくれたのだと。
 母娘らしい会話をすることもなく永久の別れをしてしまいました。

 2月は悲しい別れの思い出がいっぱい。
 そして、春爛漫の4月は娘との別れ。
 これも人生です。
 

昨日、娘に買ってきた花
 チューリップとスターチス







コメント (8)
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