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2022年週刊少年ジャンプ打ち切り漫画『ドロンドロロン』

2022-11-17 | 週刊少年ジャンプ
『ゴーレムハーツ』を掲載していた作者の本誌第2弾。
前回の『ゴーレムハーツ』は個人的には好きだったのですが、主人公の生みの親の性格や表情の描写などで酷評されていましたね。
読み切り版の意思を持ったゴーレム(主人公)が世界を救う旅というのはシンプルながら面白かったので、何故1話に出生の秘密を持ってきたのかちょっと疑問。
大人しくそっちから始めて徐々に出生の秘密を明かしていけば、良かったのではないかと思います。

『ゴーレムハーツ』が好きだったと言う事もあって今年の打ち切り作の中では一番評価が高い。
妖怪と人間のバディ物ですが、王道のバトル漫画感があってよかったです。
ヒロイン勢も個性が強く守銭奴のギンチヨ、バーサーカーのナオトラなど一般的な作品とは違った魅力があります。
個人的にはナオトラが好きでした。

利点兼難点として独特の絵柄があるでしょうね。
作風に合わせた所はあるのでしょうが、全体的に線が太く少し見にくい印象。
その分迫力はあるのですが、万人受けする絵柄じゃないので好みが分かれたかなと。
後はクサナギを始めとした創作妖怪。
まぁ妖怪に関して厳密にいえばオリジナルも創作もあったもんじゃないでしょうが、やはり九尾の狐とか鬼のような万人が知っていて強さもわかりやすいキャラクターを最初に持ってきた方が良かったのではないかと。
確かにクサナギ自体はかわいいのですが、それ以外の妖怪がどれも似たり寄ったりの魅力のなさ。
色々なタイプの敵は出てきたと思うのですが、前述の線の太さも相まって少し雑に見えるんですよね。

それこそ『鬼滅の刃』のように作風に合えば独特の魅力を出せるのですが、そこまでの極致にはたどり着けなかったかなと。
とはいえ、私以外の評判もネットを見ている限りでは今年の打ち切り作品の中では上々なので画力の向上、魅力ある物語を再度作り出してほしいですね。