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2022年週刊少年ジャンプ打ち切り漫画『地球の子』

2022-11-19 | 週刊少年ジャンプ
***今回は酷評が多くなりますのでお好きな方はご注意ください***

伝説の打ち切り漫画『LIGHT WING』、一部界隈から人気を博した『SOUL CATCHER(S)』の本誌三作目。
スリーアウトなんていう言葉もあるだけに、さてどうなるかと期待された作品の一話は素晴らしい出来。
ヒロインであるかれりさんの愛らしさ、主人公令助の一途さなどが相まってこれは素晴らしい漫画になるという予想が大半でした。
が、結果は半年で打ち切り。
序盤の勢いが大切なジャンプですが、わからないものです。

で、上記に素晴らしい一話と述べましたが、この作品はそれだけです。
令助の身勝手に振り回される周りの面々、相手の提案を蹴って自分のわがままを押し通す主人公、それなのになぜかその行為が称賛されるという矛盾。
いわばよくある「なろう系」の様相を呈しています。
ひたすら「かれりさんかれりさん」と喚いて役割を放り投げ、周りを危険にさらし、息子である衛すら利用する姿には反吐が出ます。
それでいて「良かったね。」の結論ありきの物語たりは噴飯モノです。
全く知らない家族のホームビデオ延々と見せられて「どうおもしろいでしょ」「ここいいよね」と同意を強制されるような作品作り。
作者はこれで何を伝えたかったのでしょうか。

とにかく主人公とその周りの面々全てが不快。
近年の作品だと『タイムパラドクスゴーストライター』『レッドフード』などが不快系漫画として人気?を博しましたが、個人的にはこいつらそこまで不快には感じなかったんですよね。
なので『U19』以来マジで読んでいて気分を害する漫画でした。

最初の通り作者はこれでスリーアウト。
こんな作品掲載するのであれば、本誌にきてほしくないですね。


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