超マイペースな女が一人で木工・家具工房を始めてみる。できるかな?

マイペースに木工・家具工房での日々を綴ります。
研修生時代~就職~リストラ~転職~復活~起業
ときどき趣味も。

ドイツ木工研修留学 48:留守番

2019-12-08 09:18:39 | 木工1・研修
皆がベルリンに行っている間、私は工房に残り、一人でテーブルの加工をしていました。
これも、そのベルリンのお客さまからの大事な仕事。


もう、Wengeの堅いことと言ったら・・・


機械の刃が欠ける。


ノミの刃が欠ける。


ノコギリが折れる。


心が折れる。



頻繁に刃を研ぐのですが、気を抜くと丸くなってしまい、よくグラインダで修正してました。



研修終盤の5月、6月は日が長くなり、外出するのに良い気候でした。

自転車で走るのも気持ちがいい。

ドイツの初夏は最高ですよ。


ドイツ木工研修留学 47:おっさん

2019-12-07 08:06:47 | 木工1・研修
5月、アパートでは陽気なスペイン女性が隣町に引っ越し、次にフランス人のおっさんが入ってきました。

ある日おっさんが夕食にパスタを作ってくれました。
フレンチのパスタと思い、期待してしまいました。

一口食べてびっくり。

激マズでした。

おっさんオリジナルのパイナップルのパスタでした。

しかも、今回初めて作った、と。

なぜそんなものを思いついてしまったのか・・・

無理やり食べきりましたが、人生で一番まずいパスタでした。



おっさんはいたずらが好きで困りました。

ある日、アパートに帰りスリッパをはくと、中に異物が・・・

アカシアの種でした。おっさんの仕業です。


当然、翌日は帰宅時にスリッパに異物がないことを確認しました。

自室に入ろうとしたら、ドアノブに手がくっついて離れない・・・

おっさんが粘着テープでドアノブに仕掛けをしたのです。



外出時も油断できませんでした。


スーパーで買い物をしていると、私のカゴの中のパプリカに手を出す不気味な男が・・・。

おっさんでした。


こんなおっさんに私はクレイジーウーマンと呼ばれていました…。

ドイツ木工研修留学 46:オランダ

2019-11-28 12:44:33 | 木工1・研修
ベルリンから逃げるようにして行ったオランダ。
この日は当時の女王誕生日のため、街中がお祭り騒ぎでした。
運河も道路も人・人・人。
至るところで音楽が流れて、一気にストレスも吹き飛びました。

風車
絨毯みたいなチューリップ
いろんなチューリップに癒されました。

チューリップを見ると元気が出ます。

ドイツ木工研修留学 45:ベルリンのお客様の家に泊まる

2019-11-27 13:11:52 | 木工1・研修
4月になるとすぐ、日本から新しい研修生がやってきました。
この研修生はすでに木工の仕事を経験していたので、最初から作業が速くて丁寧でした。
ドイツ語もちゃんと勉強してきていました。
とにかく仕事ができるので、後に、師匠から賃金をもらって働くようになったようです。
ちなみに、ワーキングホリデービザは就労できるので便利です。

4月下旬、師匠と研修生3人でベルリンに行き、泊りがけで作業をすることになりました。
宿泊先はお客様の家でした。
家にはサウナがあり、初日の夕食はホームパーティーのようにお洒落な食事でした。
Mettwurstのおいしいことと言ったら・・・。
生ハムのような味でユッケの食感。おいしいですよ。
でも、楽しかったのはこの一瞬だけでした。

なぜか、ほとんど記憶がありません。
研修ノートと写真を見ると、
床柱、框、長押、柱、石膏ボード等を取り付けていたようですが・・・。
辛かった、ということしか思い出せません・・・。
あ、1つ覚えているのは、移動の時に材料や工具の見張り番をしたこと^^。
ただそれだけです。

床の間



Wengeの柱を壁に接着中



表から見れば立派な柱。

5日間の予定でしたが、私は日本から友人が来ることになっていたので、1日早くベルリンを去り、西へと向かいました。

現場作業は、この後も何度か続きます。
しかし、落ちこぼれの私が現場に行くことは二度とありませんでした・・・。
一人、工房の留守番をしながら、テーブルを作ることとなるのでした^^。

ドイツ木工研修留学 44:柱

2019-11-26 18:08:18 | 木工1・研修
冬のある日、師匠が森で木を切ってきました。
左の木を床柱にするのだそうです。
背割り

数ヵ月経ち、これがベルリンに行きます。

Wengeでも、柱を大量に作りました。
建築構造的な柱ではなく、単に、見た目が柱。
薄い板で、柱っぽく。
もう、写真を撮る余裕はありませんでした。