祖母は1ヶ月ほど前にしりもちをついたことが原因で腰の痛みがひどくなり、1日を寝て過ごすことが多くなりました。
それからというもの、私が夜マッサージをするのですが、毎日ではなくときどきサボります。
今日もサボろうと思っていましたが、祖母の部屋から緊急時のホイッスルが聞こえてきました。
祖母はかつて夜中に胸が苦しくなることがあったので、枕元にホイッスルを置いていて、緊急時にはそれを吹いて家族に知らせるようにしていました。
そのホイッスルが聞こえたので恐る恐る部屋を覗いてみると、虚ろな目で「・・・マッサージを頼みます」と^^。
しょうがないなぁ・・・としぶしぶマッサージを始めると、祖母がポツリと
「夜、一人になると寂しくて寂しくてたまらないだよぉ」と言うのです。
そう言われてもどうしようもないので、隣の部屋にあったウサギのぬいぐるみを枕元においたら、へへっと笑ってました。
なんだか私も寂しい気持ちになりながらマッサージを続けると、いつものように
バッフン!
と、どデカイおならを浴びました。
マッサージで腸の働きが良くなるんですかね。
だいたいマッサージを始めて数分後にぶちかましてきます。
姉いわく
「最近おばあちゃん、演技力に磨きがかかってきたよ。」
あの手この手でマッサージをさせられます。
もう少し長生きしそうです。