超マイペースな女が一人で木工・家具工房を始めてみる。できるかな?

マイペースに木工・家具工房での日々を綴ります。
研修生時代~就職~リストラ~転職~復活~起業
ときどき趣味も。

ビジネスプラン 4:プレゼン

2021-01-28 16:32:09 | 木工3・独立
応募用紙の記載項目は以下のような感じでした。

プランの目的・概要・セールスポイント
販売戦略、販路の開拓方法、リスクの対処方法
資金・収支計画

私は文章で記入しただけで、写真もグラフも何も添付しませんでした。

しばらくして無事に一次審査が通り、二次のプレゼン用の資料を提出するよう連絡がありました。

資料はパワーポイントで作ったのですが、一次で提出した文章をほぼコピペしただけ。
使った写真は工房と作品2つくらい。
地味な仕上がりでした。
何せ、当時は工房に動力が入ったばかりで、プレゼンに使えるような商品も写真もなかったのですから。

そして当日。
プレゼン審査は時間差で一人ずつ行われたため、他の人の発表を聴くことも、顔をみることさえもありませんでした。

私のプレゼンは、ひたすらパワポの文章を読んでいくだけという有り様でした・・・

プレゼンのあとには質疑応答や講評があったのですが、確か審査員は4名で、全員から質問あるいは指摘をいただきました。

質問はいくつかありました。
まずは、
その商品・サービスを提供できる技術があなたにあるのか?根拠はあるのか?みたいなことでした。
この質問には(あるからやるんじゃん、と思いながら)研修・工場勤務での経験を答えたのですが、返ってきた言葉は、なぜそれを資料に書かなかったの??なぜ先に言わないの??でした。

・・・・・・ご存じでした?
プレゼンて、最初に自己紹介するんですって・・・
考えてみたら私、プレゼンの経験なんてなかったんです。あるのは、プレゼンを傍聴した経験だけでした。

次の質問は、
そのリスク対策は実行可能なのか?根拠は?
この質問は、答えても答えてもさらに質問が返ってきました。
リスクの内容はそんなに大袈裟なものではないのに、なぜこんなにもこの件を掘り下げるんだろう?と、不思議でした。
私の説明不足も原因でしょうけど、それ以上に、家具工場の実態というか状況が、世間にはほとんど認知されていないってことなんだろうと思いました。

他には、販路の開拓方法に難あり、のような指摘がありました。
というのも、販路の開拓方法のメインを恥ずかしげもなく「口コミ」と宣言していたからです^^
ひどいですよね。
何の実績もない奴が「口コミで売ります」なんて、そりゃあ無謀です。

それから、市場規模について細かな数字を聞かれました。
それは私が知りたい・・・。
頭フル回転で、やや多めにハッタリで答えました^^

そして案の定、パワポが地味すぎると言われてしまいました。
でもプランとは関係なくない?と思いました。


それでもどうにか最終審査に進むことができました。
もとの応募人数はわかりません^^。
あまり狭くない門だったのでしょう。
ダメもとでも、やってみるものですね。

二次を通過したことで、ひと安心しました。


おばあちゃんの耳

2021-01-27 23:07:58 | 日記
祖母は耳が遠いので日中は補聴器をつけていますが、入浴と就寝時には補聴器をはずします。
はずしたら最後、ほとんど聞こえなくなるので会話になりません。
そんなときは筆談になります。
ボードに用件を書いて祖母に見せると、なぜか、祖母もボードに返事を書き始めるのです。
いや、おばあちゃんはしゃべればいいんだよ、と言うのですが、聞こえないので結局それも書くことになります。
手間がかかります^^

祖母がまだ96歳だったとき、メモ用紙に「生きる」と書いてありました。
すごい決意表明でした。
有言実行中です。

ビジネスプラン 3 :ビジコン

2021-01-26 22:45:17 | 木工3・独立
毎年、近隣3市が合同で主催するビジネスプランのコンテストがあります。
応募対象者は起業を目指す人や起業して間もない人です。

アカデミーでビジネスプランについて学び、ちょうど自分自身のプランを練り終えたタイミングで、応募することにしました。

自分の考えているプランが世間に通用するのか、いい判断材料になると思ったからです。

一次の書類審査で落ちたら、プランを練り直そう。
二次は審査員の前でのプレゼンだから、審査員の反応も見れるし、講評を今後に生かせるはず。
最終審査に残れたら、自信になるぞ。
と。

この頃の私は工房の環境も整ってきて、いよいよスタートという時期に入っていたので、工房が成功するもしないも自分の立てたビジネスプランにかかっていると思っていました。
アカデミーを受講し、プランの方向性は悪くないだろうとは思うものの自信はなく、
このプランで大丈夫ですよ、という後押しが欲しくて、ひそかに大賞を目指して応募しました。

応募書類は締め切りギリギリの深夜にメールで送信しました。


ビジネスプラン 2:アカデミー

2021-01-25 21:50:54 | 木工3・独立
ビジネスアカデミーの初日は簡単な自己紹介から始まり、講義のあとには交流会もあったので、受講生の皆さんが何のビジネスを目指しているのかを知ることができました。

そのビジネスの具体的なプランの発表を聞けるのですから、最終日がとても楽しみでした。

毎回、先生方の話はわかりやすかったり面白かったりするので、自分にもできそうだ、とやる気を起こさせてくれました。
マーケティングだの戦略だのといった小難しそうな話でも、ラーメン屋やスーパーなど身近な例えで説明してくださるので、難なく頭に入るのです。
そしてすぐに、自分自身に置き換えて考える時間があるので、次々と課題が見えてきて、私にとってはかなり充実した受講となりました。

最終日に発表を控えているせいか、皆さんも熱心に講義を受けていました。
その反面、すでに起業していて忙しい方、本業や家庭の都合で時間がとれない方など、回が進むごとに一人減り二人減り・・・
初日には十数名いたはずの受講生が、最終日の発表のときには六名になっていました。

最終日、発表の順番はくじ引きで決め、私は1番手でした。
発表後は緊張から解放されて、皆さんの発表をリラックスして聞くことができました。

初日の自己紹介で聞いたぼんやりとした青写真が、かなり明確なプランにまで練り込まれていて、聞いていて楽しかったです。
皆さん実現したらいいな、と思います。

発表のあとで、講師、先輩起業家、金融関係、中小企業診断士の4名から講評を受けました。
1つ気になったのは、私の運転資金が少なすぎるというご指摘でした。
自分ではそう思っていなかったので^^。
もう少し開業資金を減らして、運転資金に回すように言われました。
でも、時すでに遅し。もう準備始めちゃってるし、機械も買っちゃったし・・・。
本当はこの先もいろいろ買い揃えたかったのですがひとまず我慢して、言われたことには素直に従い、残りを運転資金に回すことにしました。

今思えば、この指摘はありがたかったです。
多少なりとも運転資金にゆとりが有るのと無いのとでは、気持ちの焦り具合が違いますね。

とても収穫の多いビジネスアカデミーでした。