超マイペースな女が一人で木工・家具工房を始めてみる。できるかな?

マイペースに木工・家具工房での日々を綴ります。
研修生時代~就職~リストラ~転職~復活~起業
ときどき趣味も。

ヴィトラデザインミュージアムへ行く 7:安藤忠雄さん

2020-04-20 13:42:54 | 旅行
もう1つ印象的な建物は、安藤忠雄さん設計のカンファレンス・パビリオン。
専門的なことは全くわかりませんが、居心地よかったです。

地上一階、地下一階、吹き抜けで開放感があり、地下から中庭(?)にでることができます。

面白いと思ったのは、この建物は塀で囲まれているのですが、窓から外を見ると、まるで塀の上を車が走っているように見えること。

下半分が塀で、真ん中に見える小さな車は道路を走っています。


偶然ではなく、塀は、キャンパスの外の広い道路と同じ角度、同じ位置にピッタリ重なって見えるように設計されているそうです。
一体、どうやったら、そういう計算ができるんでしょうか???



上の写真の塀は、平らな面に見えますが、実は塀のコーナーです。
塀は、たたみ1畳の大きさの長方形が集まって塀になっているので、そのラインをよく見ると、コーナーだということがわかります。
(陰でわかりにくいかもしれませんが、ちょうど、トラックの運転席の下あたりがコーナー。)

まるでトリックアートの世界。

塀が終わっても、その先に道路が続いて、ぴったり重なっているのがよくわかりました。
芝生のラインに沿った木立が道路です。

うっかり、塀の写真しか撮ってませんでした^^。



その他、ガソリンスタンドやドーム、現役の工場など盛り沢山でした。
工場の1つは日本のSANAAの設計なのだそうですが、私はSANAAという存在をこのとき初めて知りました^^。



そして、長い長い建築ガイドツアーが終了しました。


ホテルに帰ります。

ヴィトラデザインミュージアムへ行く 6:ザハ・ハディドさん

2020-04-19 15:09:29 | 旅行
建築ガイドツアーでいろいろ巡った建物のなかで、印象的な建物が2つありました。

1つは、かつて話題の人となったザハ・ハディドさんの、尖りまくってる消防署。
過去には、実際に消防署として使用されていたのだそうです。

私、ちょっと先端恐怖症なので、この外観はもはやカッコいいを通り越して恐怖でした。


この建物、垂直とか平行なところが一つもないというか、どこもかしこも斜めってる。
外観だけじゃなく、内部も斜めまくってる。
これはトイレです。個室に入ると平衡感覚を失います。
左の手洗い器の上に鏡がありますが、壁が斜めなので、前に立っても鏡に自分が映らず、天井付近の壁が映るだけでした・・・^^。
背が高ければ自分の顔が映るのでしょうか・・・?




この部屋も斜め。
もう、気持ち悪くて、早く出たくてしょうがないのに、長々と説明が続きました。

かつてここで働いた消防士さん達は、きっと相当タフだったのだろうと思ったら、消防士さんも気分が悪くなったそうです。

こんな強烈な建物を考えたザハ・ハディドさんの新国立競技場、見てみたかったな。

次の建物へ。

ヴィトラデザインミュージアムへ行く 5:椅子

2020-04-18 20:53:47 | 旅行
倉庫らしき建物に入ると、正面に椅子の展示室が見え、一気にテンションが上がりました。
そうそう、こういうのが見たかった。


受付では、
『階段の横にクロークがあるよ』
と教えてくれました。
(実際にはそうは言ってなかったことに、後で気づくのですが・・・。)

預けるほどの荷物でもないので、そのまま受付をまっすぐ進み、椅子の展示室に入りました。
受付の女性の怪訝そうな視線を感じましたが、気のせいかな、と。

棚には年代順に数々の有名な椅子が並んでいました。


狭いので、あっという間に見終わり、展示室を出ました。

果たして、これが、長年私が見たいと思っていた「ヴィトラ社が保有する家具のコレクション」なんだろうか??
何か違和感を感じたものの、ハローロボット展よりはるかに良い。
ちょっと、チケット代は高かったな・・・

と思いながら、
記念に受付ロビーにあるショップで土産物を物色し始めました。

すると、日本人らしき若者が入ってきました。
受付で私と同じように説明を受け、彼は階段の方へ。
でも、クロークには入らず、そのまま階段に消えていきました。
どこに行ったんだろう?と気になりましたが、階段横にトイレの表記が見えたので、なるほど、と。

できれば声をかけて、この良くわからないミュージアムの実態を聞きたかったのですが、建築ガイドツアーの時間も迫ってきたので集合場所へ向かいました。


ヴィトラデザインミュージアムへ行く 4:ショボっ

2020-04-15 22:20:54 | 旅行
ここでは特別企画展を開催していました。
「ハロー・ロボット」というあまり興味を持てない展示でしたが、一応チケットを買い、ぐるっと一周、足早に回ってみました。

やはり展示はつまらなく、強いて言えば、会場の造りだけは面白かったです。

しかし、これこそがヴィトラデザインミュージアムなのでした。
建築家はフランク・ゲーリー。

外観は見る角度によって全然違って面白い。

正直、期待していたようなミュージアムではなくて凹みました。

どうやらこのヴィトラキャンパスというところは、ミュージアムよりも、キャンパス内の建物を巡る「建築ガイドツアー」が人気のようでした。
ミュージアムにツアーの受付があり、申し込みました。

ツアーまで、まだ時間があったので、もうひとつの展示場らしき建物に行ってみることにしました。
ミュージアムではなく、Schaudepotと書いてありました。
直訳すると、展示倉庫・・・かな??
倉庫なのに有料ってことは、収蔵品展か?と期待しつつ・・・。
倉庫もヘルツォーク&ド・ムーロン作

左:ミュージアム
右:倉庫

ヴィトラデザインミュージアムへ行く 3:ヴァイル・アム・ライン

2020-04-06 14:02:05 | 旅行
スイスのバーゼルに到着。
洗練されたデザインの街という印象でした。
未遂でもスリのショックが大きかったので、軽く散歩をして、翌日のヴィトラデザインミュージアムに備えて、早めに就寝しました。

6日目、トラムで国境を超え(スイス→ドイツ)、ついに念願の地、ヴァイル・アム・ラインへ。
駅からヴィトラデザインミュージアムへは徒歩でのんびり行きました。
というのも、ヴァイル・アム・ライン駅からミュージアムへの道中、街のあちこちに椅子のオブジェがあるのです。

巨大な椅子


路地を見上げると椅子


低めの位置に飾った椅子。いっそ地面に置いて座れるようにしたらいいのに・・・


始めのうちは楽しかったものの、途中から代わり映えしない風景になり、バスに乗ろうか迷いましたが、バス乗り場へ引き返すのも何なので、ひたすら歩き続けました。


ようやくミュージアムに到着。
と思いきや、これはミュージアムではありませんでした。
こんなに格好いいのに。


この一帯は、ヴィトラ社の広大な工場敷地であり、「ヴィトラキャンパス」と呼ばれているのだそうです。
工場に併設してショールームやミュージアム、セミナーハウスなどがあり、そしてその建物のいずれも有名建築家の作品なのです。

この格好いい建物に入るとすぐ、総合案内所(たぶん・・・)がありました。
パンフレットをもらって説明を受けたものの、ほとんど理解できず、とりあえず今いる建物内を見てみようと、ぐるっと一周回ってみました。
五角形の窓と、とてもかわいい巨大ティーポット。

中に入れるなんて。かわいすぎる。

本で見たことのある椅子がいっぱい。


外観からも想像がつくと思いますが、階段も部屋もいりくんでいて、迷子になりそうでした。
とても見ごたえがありましたよ。しかも無料です。


この格好いい建物の正体は、ヴィトラ社の巨大ショールーム「ヴィトラハウス」でした。
ヘルツォーク&ド・ムーロンの作品だそうです。

・・・誰?


そしてミュージアムを求めて次の建物へ。

続く。