今、こうして自分のお城とも言える工房に毎日通って、思う存分好きなことができるのは、多くの方々のおかげですが、とりわけアートファニチャーギャラリーの三木黄太さんには、感謝してもしきれないくらいお世話になりました。
振り返ってみると、お会いしたのはたった三回だけだったことに気付き驚きました。
渡独前にドイツ大使館に行った日。
ドイツで研修中、三木さんがドイツの工房を訪問された日。
ドイツの師匠が来日し三木さんの工房でワークショップが行われた日。
メールは数えきれないほど送りました。
そしてその都度、三木さんはすごいスピードでアドバイスや励ましの言葉を送ってくださいました。
三木さんが急逝されて1年が経ちました。
私が最後にメールを送ったのは、工房の準備をしていた一昨年、待ちに待った電気工事が終わった頃で、「今週ようやく機械の試運転ができる予定です」という報告をしました。
三木さんには何も恩返しが出来ませんでした。
それでも、ドイツ木工研修留学に参加したド素人がどうにか工房を始められるようになったとお知らせできたことは良かったと思います。
自己満足に過ぎないですが・・・。
三木さんと師匠と研修仲間とドイツで深夜まで呑んだ夜が、良い思い出です。
三木さんと一緒に撮っている唯一の写真が、酔っぱらって寝ているという残念な姿。
三木さんが、ホームページのリンクを貼ってもいいよ、と仰ってくださったので、今さらですが当時の奮闘ぶりを。
内容は、私のこのブログでも当時を振り返って同じようなことを書いたので重複していますが、三木さんのホームページでは、私のつたないレポートに三木さんが分かりやすくサブタイトルや注釈をつけてくださったので、このブログより読みやすいです。
http://afgtwow.shisyou.com/SakuraiReport.htm
http://afgtwow.shisyou.com/SakuraiReport.htm
本当にありがたい限りです。
話は変わりますが、
どうやら私のブログは、ポリテクセンター住宅リフォーム科を検索している方がたどり着くことが多いようです。
ただの自己紹介ブログなので、何の役にも立たず申し訳ないです。
私は三木さんのホームページを見つけたことで、やりたいことにたどり着くことができました。
今失業中の方も、良い情報にたどり着けますように。
写真は、音楽家でもある三木さんが好きだったというバッハが眠る、ライプツィヒのトーマス教会です。