すっごくいい感じの作品ができました。
A社の製品と似ているけど、似て非なるもの。
身内の反応も上々。
ヒットの予感がしました。
それと同時に嫌な予感がしました。
そもそも私ごときが思いつくものを、誰も思いつかないわけがない。
じゃあ、思いついても作らないのだとしたら・・・
作らないのではなく作れない、つまり、作る権利がないんじゃないか?
そうです。
私の新作は、思いっきりA社の特許を侵害してました。
売ることはできません。
ガッカリです。
きっとこれを思いついた人は皆、特許の存在に気づいたんですね。
私も、販売前に自分で気づいたのは不幸中の幸いでした。
専門機関に相談しましたが、特許の取り方が秀逸で手も足もでません。
どうしても作りたければライセンス契約をするしかないそうで、私としては単純にその費用がいくらなのか知りたいのですが、A社の売り方から察するに、そもそもライセンス契約には応じてもらえない可能性が高そうです。
A社にお伺いをたてるにしても、専門家にお願いするのでタイミングやら何やらあるらしく、この話は一旦保留に。
特許を侵害しない形で完全なオリジナル品を作った方がいいという結論になりました。
そりゃそうなんですが・・・
でも、思いつかないんです。
A社の特許を使ってこそ活かせるデザインなので。
いっそA社に就職してA社の特許を使いまくってA社の新作をいろいろ考えたい、とさえ思い始めました。わりと真剣です。
ところで、A社はなぜ私が作りたいと思っているものを作っていないのでしょう?
A社の特許 + ちょっとしたアレンジ = 私の作りたいもの
なのです。
このちょっとしたアレンジをA社の誰も思いつかないわけがないんです。
作れない理由があるんでしょうか?
需要は、少なからずあるはずなんですが・・・
この文章を読んでも、一体何のこっちゃ?という感じでしょうね。
すみません。
ここ何ヶ月か、ずっともやもやしていたことを吐き出したかったので。
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