入社2年目に突入。
繁忙期は過ぎたというのに、未だ研磨の日々でした。
でも、
その日は突然やってきました。
ふいに呼び出され、いきなり、「ルーターやってみる?」と。(ルーターは木材を削る機械です)
待ちに待った加工へ。
なのですが・・・
何の前触れもなかったので、ちょっと心の準備が・・・
実は、私がかつて使ったことのあるルーターは、定盤が上下する大型の機械でした。刃物が上で、削る材料は下。
刃物を囲うガードがあり、指が巻き込まれる危険を避けることができました。
でも、今回のルーターは、ハンディータイプ(?)の機械を、お手製の作業台の下に取り付けて、下から刃物がでてくる仕様。削る材料は上に。
うまく説明できませんが・・・
刃物が上にあるのと下にあるのとでは、回転の向きが変わるので、材料を動かす方向も逆になります。
逆の動きって、なんだか気持ち悪い。
しかも、むき出しの刃物の、怖いのなんの。
それで、思い出しました。
いつも、木工機械が怖かった、てことを。
思い出は美化しがちなので、かつての恐怖心を忘れていました。
加工ができるのはうれしいけど、怖い。
特に、刃物が大きくなればなるほど、抵抗が大きくなるわ音も大きくなるわで、怖さも増します。
機械って、慣れれば便利で頼もしい味方になってくれるんですけどね。
一通り説明を受け、いざ削ってみたら、その楽しいこと。
怖さよりも、うれしさが勝ってました。
研磨に耐えた一年は無駄じゃなかった^^。
この青空のように、清々しい気持ちでした。
写真はちょうどこの頃に開催された、自衛隊静浜基地の航空祭です。
毎年5月に開催されますが、今年は中止でした。
ちなみに、今日はブルーインパルスが東京上空で医療従事者へ感謝の飛行をしたそうですね。