渡独して間もない頃、自宅から駅までの近道を探そうと、地図を片手に歩いてみました。
トラムという路面電車もありますが、そこは節約のため徒歩で。
駅が見えてきたので、帰りはどのルートにしようか、地図と見比べながら周辺をキョロキョロと見まわしていると、親切なお兄さんが声をかけてくれました。
道に迷っていると思ったのでしょう。
「Was suchen Sie?」(何を探しているのですか?)
私が目の前の駅を指さして
「Hauptbahnhof」(中央駅)と答えると
笑って
「あ、そう」
と、言って去っていきました。
・・・日本語?
あとで師匠に聞くと、
「あ、そう」は「Ach,so.」
「日本語ト同ジダカラトッテモ便利デスネ!」
ドイツ語のsoはゾーと発音しますが、この場合はなぜかソーに聞こえます。
しいて訳すなら「あぁ、そうなんだ。」と理解した感じです。
決して、そっけない「あ、そ。」ではないですよ^^。
世界は色々と不思議ですね。
コメントありがとうございました。