今年の春、知り合いからTVボードの製作を頼まれました。
私にしては珍しく、ちょっと大きめ家具です。
ようやく家具らしい家具を作れるときがきたぞ、と嬉しかったものの、一抹の不安が・・・
工場勤務時代には難なく作っていたサイズ感ですが、自分の工房の手持ちの機械だけで作るのは大変です。
でも、これがうまくできれば自信がついて仕事の幅も広がると思い、ここは張り切って引き受けることにしました。
サイズと大まかな仕様を確認して、詳細はおまかせということでしたので、手持ちの機械で無理なく作れる方法を考えました。
後日、詳細と見積もりを出してOKをいただいたので、早速予定していた木材を買おうとしたのですが・・・
予想外に、なんとも良い感じの板を見つけてしまいました。
一目惚れ。
このTVボードのために誂えたのかと思うほどのジャストサイズ。
予算オーバーでしたが、完成品を想像すると明らかにこちらの方が良い。
100%良い。
良いに決まってる。
但し、そうなるとデザインの詳細が変わってきます。
作り方も変わるので、手持ちの機械では事足りず、かつてお世話になった工場で大きな機械を使わせてもらうか、それとも手道具を駆使するか・・・
いずれにせよ、材料費だけでなく工賃も見積もりをオーバーします。
悩ましいところでしたが、
予定よりも難しくて手間が掛かったとしても、それはそれで勉強になるし、仮に利益がでなくても、確実に経験値は増える。
まぁそれより何より、とにかくこの板を使ってみたい。
というわけで、採算度外視で買っちゃいました。
長さ2.4m。
愛車のノートに無理矢理積んで持ち帰りましたよ。
重かった。
テンション上がって記念撮影。↑↑↑
左のファンキーな洋服の主は姉です。