財部剣人の館『マーメイド クロニクルズ』「第一部」幻冬舎より出版中!「第二部」朝日出版社より刊行!

(旧:アヴァンの物語の館)ギリシア神話的世界観で人魚ナオミとヴァンパイアのマクミラが魔性たちと戦うファンタジー的SF小説

第一部完結のご挨拶

2010-09-08 04:05:48 | 私が作家・芸術家・芸人
これまでご愛読いただいた皆様へ

 昨日で、皆様のおかげで無事に「マーメイド・サーガ第一部」ナオミ篇を完結することができました。172日間で、訪問者が延べ1万千人を突破(11236人)、アクセス件数にいたっては2万5千件以上(25629回)を記録することができました。実は今だから言えるのですが、この作品は8年前に書き上げたにもかかわらず、知り合いに黙殺または酷評されて、ずっと「お蔵入り」していたものです。昨今のブログ小説ブームに触発されて、数少ない方にでも読んでいただければと思って、コツコツと修正してこの約半年の間「アヴァンの物語の館」にアップさせていただきました。おもいがけず各種ランキングでも、上位に入って本当にA happy surpriseでした。当初は「マーメイド・サーガ第二部」の構想はなかったのですが、多くの方からご支持をいただき、マクミラ篇を悪のりして書いてみようかなと思っております。なにぶん趣味の世界のこと故、完成には時間がかかりそうですがご容赦ください。全体の構想はすでにできているのですが、文章になっているのはまだ全体の8分の一という体たらく。でも本当に語り部のわたしが、皆さん以上に楽しませていただいた172日でした。いつもなら「請うご期待!」と終わるところですが、次にブログ上でお会いするまでに何ヶ月かはかかると思います。その日まで、以下のウエッブサイトなど見ていただき気長にお待ちいただければ幸いです。本当にこれまでご支援とあたたかい励ましをありがとうございました。コメントはいただければ目を通すつもりなので、どうぞ休載中も皆様のお気が向けばよろしくお願いいたします。                                 

語り部のアヴァンより

マーメイド http://urbanmermaiddesigns.blogspot.com/2009/02/new-kit-mermaid-dreams-in-ocean.html
神と悪魔 http://myth.jp/gallery/satan.php
魔女1 http://www.comicvine.com/scarlet-witch/29-1466/images/
魔女2 http://www.digitalpaint.nl/2007/01/21/the-swamp-witch-final/

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ナオミのバースデーパーティ・ウィズ・マクミラ

2010-09-05 01:31:03 | 私が作家・芸術家・芸人
 コンコン。ドームの部屋がノックされた。
「ナオミ、お招き感謝するわ」ドアを開けると、マクミラがほほえんでいる。「海神界では人間年齢で600才くらいだったから、今日で・・・・・・」
「ん? そんなことはどうでもいいでしょう。よく来てくれたわね。『マーメイド・サーガ第一部』も昨日で終わったし、神々のゲームも一時休止ね」
「『昨日の敵は今日の友』というじゃない。今夜は、朝日が出る時間まではつきあわさせてもらうわ」マクミラは、心眼で料理が山のようにあるのを感じた。「ハッピー・バースデー、食いしん坊さん!(註、ナオミの誕生日は9月4日生まれ)」
「昨日までで、『アヴァンの物語の館』の訪問者も1万777人ちょうど! 始まった時には、想像もできなかったたくさんの人たちにわたしたちの物語を読んでもらったんだよ」
 その時、うなっているキルベロス、カルベロス、ルルベロスにナオミが気づく。「ねえ、うならせないでよ。コワイじゃない」
「ゴメンナサイ。今日は一時休戦協定をむすんでるんだよね。でも、この子たちには、お魚さんは食べさせてないから心配しないで」
 フォローにならないセリフに、ナオミはくらくらしながら言う。「とりあえず乾杯。スパークリングワインもトマトジュースも用意したけど、何がご希望?」
「ス、ス、スパークリングワイン!? ト、ト、トマトジュース!?」今度はマクミラが、くらくらする。「普通のワインをいただくわ」
「ゴメン。まさか、主人公が悪役を血液でもてなすわけにもいかないし」
「大丈夫。生まれた時はワインブレンドの血を飲まされて、とんでもないところに来たと思ったけど、今ではフレンチワインなら飲むのよ。つきあいもあるしね。ところで、第一部が終わったというけど、この小説、謎が残りすぎてない?」
「『世界で一番込み入ったファンタジー』のふれこみで、話をひろげすぎたよね。夏海は出てきたと思ったらいなくなっちゃうし、ケネスも行方が知れないし・・・・・・」
「あなたはトラブルに引き寄せられていく星の下に生まれついているから、彼らとはまた会えるわよ」
「それって二人がトラブルにまきこまれるってこと?」
 マクミラはえらそうに言った。「『マーメイド・サーガ第二部』はマクミラ篇だからね。語り部のアヴァンから、少し話は聞いてるのよ」
「第一部のテーマって人生の意味だったじゃない。第二部のテーマは?」
 マクミラは言いにくそうにしている。「それが・・・・・・」
「知っているなら教えてよ! 自分ばっかりずるいじゃない」
「あい・・・・・・」
「なに!」
「愛よ、愛!」
「語り部アヴァン、全然こりてないわね。これ以上、話をこみいらせようっての!?」
「問題は、そこじゃない」
「どういうこと?」
「実は、アヴァンの奴、執筆が遅れてるらしい」
「本当!」
「第二部も8章立てで考えてたのが、やっと先月末に第2章に入ったところ」
「ちょうどわたしの誕生日前に終わるなんて、タイミングよすぎると思った」
「つかれはててしまって、今日はわたしたちにまかせようってことよ」
「手抜きか・・・・・・お祝いしてもらえるのはうれしいから、まあ、いっか」
「なんとか秋に完成させて、冬に第二部再開とか考えてるらしいけど。ゲームのルールが変わったり、魔女ベリーダンサーズが登場したりするって話よ」
「本当!? ありえない!!」
 二人と3匹のパーティは、まだまだ続く・・・・・・

 9月6日(月)に、ナオミと仲間たちがどうなったかを語る「マーメイド・サーガ第一部」最後のエピソード「嵐の後」をアップする予定です。請うご期待!

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