財部剣人の館『マーメイド クロニクルズ』「第一部」幻冬舎より出版中!「第二部」朝日出版社より刊行!

(旧:アヴァンの物語の館)ギリシア神話的世界観で人魚ナオミとヴァンパイアのマクミラが魔性たちと戦うファンタジー的SF小説

「旅するマーメイドの神話」主要登場人物一覧と祝!トータル閲覧者数10万人突破

2011-09-10 00:15:07 | 私が作家・芸術家・芸人
 語り部のアヴァンです!

 「アヴァンの物語の館」開設538日目にして、ついにトータル閲覧者数10万人突破です! 毎日200回近く皆さんに見ていただいた計算で、本当にありがとうございます。ちなみにトータル訪問者数も4万人越えで、こちらも本当にありがとうございます。次は、訪問者数5万人越えを目指してがんばります。

 昨日から再編集版の再送が始まった「旅するマーメイドの神話」第一部ナオミ篇ですが、(1)友人から話が込み入りすぎていて、時々、誰が誰か分からなくなるとご批判をいただいたので、以下に海神界、天界、冥界関係者の主要人物リストをのせておきます。(2)明日から、第1章から最終章のそれぞれを(上・中・下)の3つに分けて再アップしていきます。最初は、各章を1回づつ上げていく予定だったのですが、それだけ長いとかなり覚悟を決めないと読めないとアドバイスをいただきました。途中から読んでいただいた方、初めはどういう話か忘れてしまった方、どうか請うご期待!

海神界関係者
ネプチュヌス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 海主。「揺るがすもの」
トリトン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ネプチュヌスの息子。「助くるもの」
シンガパウム ・・・・・・・・・・ 親衛隊長のマーライオン。「忠義をつくすもの」
ユーカ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第一次神界大戦で死んだシンガパウムの妻
アフロディーヌ ・・・・・・・・ シンガパウムの長女で最高位の巫女のマーメイド
アレギザンダー ・・・・・・・・・・ 同次女でユピテルの玄孫ムーの妻のマーメイド
ジュリア ・・・・・・・・ 同三女でネプチュヌスの玄孫レムリアの妻のマーメイド
サラ ・・・・・・・・・・ 同四女でプルートゥの玄孫アトランチスの妻のマーメイド
ノーマ ・・・・・・ 同五女で人間界に行ったが、不幸な一生を送ったマーメイド
ナオミ ・・・・・・ 同末娘で人間界へ送り込まれるマーメイド。「旅立つもの」
トーミ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ナオミの祖母で齢数千年のマーメイド。
ケネス ・・・・・・・・ 元ネイビー・シールズ隊員。人間界でのナオミの育ての父
夏海 ・・・・・・・・・・・・ 人間界でのナオミの育ての母。その後、ニューヨークに
ケイティ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ナオミのハワイ時代からの幼なじみ
ナンシー ・・・・・・・・・・・・・・・・ 聖ローレンス大学コミュニケーション学部教授


天界関係者
ユピテル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「天翔るもの」で天主
アスクレピオス ・・・・・・ 太陽神アポロンの兄。アポロノミカンを書き下ろす
アポロニア ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アポロンの娘で親衛隊長。「継ぐもの」
ケイト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アポロンの未亡人。「森にすむもの」
シリウス ・・・・・・・・・・・・ アポロニアの長男で光の軍団長。「光り輝くもの」
               で天界では美しい銀狼。人間界ではチャック
アンタレス ・・・・ 同次男で雷の軍団長。「対抗するもの」で天界では雷獣。
                            人間界ではビル
ペルセリアス ・・・・ 同三男で天使長。「率いるもの」で天界では金色の鷲。
                         人間界ではクリストフ
コーネリアス ・・・・・・・・・・・・ 同末っ子で「舞うもの」。天界では真紅の龍。
   人間界では孔明


冥界関係者
プルートゥ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「裁くもの」で冥主
ケルベロス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3つ首の魔犬。「監視するもの」で
  キルベロス、ルルベロス、カルベロスの父
ヴラド・“ドラクール”・ツェペシュ ・・ 親衛隊の大将軍。「吸い取るもの」で人間時代は、「串刺し公」とおそれられたワラキア地方の支配者
ローラ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・“ドラクール”の妻で、サラマンダーの女王。
「燃やし尽くすもの」
アストロラーベ ・・・・・・・・・・・・・ ヴラドとローラの長男で、親衛隊の軍師。
                           「あやつるもの」
スカルラーベ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 同次男で、親衛隊の将軍。「荒ぶるもの」
マクミラ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 同長女で、人間界に送り込まれる冥界最高位の
神官でヴァンパイア。「鍵を開くもの」
ミスティラ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 同次女で、冥界の神官。「鍵を守るもの」
ジェフエリー・ヌーヴェルバーグ・シニア ・・パラケルススの世を忍ぶ仮の姿
ジェフエリー(ジェフ)・ヌーヴェルバーグ・ジュニア・・マクミラの育ての父


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第二部(エンディングテーマ)とまぼろしの最終回原稿?

2011-09-08 00:25:07 | 私が作家・芸術家・芸人
 「旅するマーメイドの神話」の語り部アヴァンです!

          

 今日でYouTube動画からのイメージソング集のご紹介も、エンディングテーマ Eurythmics―Love Is a Strangerでおしまいです。Love is the stranger.ではなく、Love is a stranger.というのが意味深ですね。

 それから今日は、お約束の第二部マクミラ篇「まぼろしの最終回」(わかりやすく言うとボツ原稿)をご紹介したいと思います。鬼才リドリー・スコット監督は、複数のエンディングシーンを考えるだけでなく、実際にテークしておくことで有名ですね。例えば、「テルマ・アンド・ルイーズ」で三人がメキシコへ無事に逃げるとか、「ハンニバル」でレスター博士をクラリスが見逃してあげる(愛のために?)などが有名ですね。「ハンニバル」のボツ・ヴァージョンは、Wowow放送時に実際にボツ・ヴァージョンが放送されたので、大切にビデオに撮ってあります。私の第二部マクミラ篇「まぼろしの最終回」は、「四つの部屋の闘い」でスカルラーベと蛇姫ライムが最初に闘うという設定で、以下の展開をお読みください。皆さんは、どう感じるでしょうか? 絶対、こっちの方がよいと言う人が圧倒的に多ければ書き直しますが・・・


 ダメーーーーーーーーーーーーー!
 この人は殺させない!
 言うが早いか、他の三人を裏切ってライムは、秘技トータリー・アンエクスペクテッドで不気味な姿に変身するとリギス、メギス、ドルガを一睨みした。
 目を閉じる間もなく、石に変わり始めたドルガがつぶやいた。
 アッ、バカが・・・
 こうして3人の魔女たちは石になってしまい、ライムはスカルラーベと末長らく幸せに暮らしましたとさ。
 めでたし、めでたし。





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第二部(マクミラの闘いのイメージソング)

2011-09-07 00:21:34 | 私が作家・芸術家・芸人
 「旅するマーメイドの神話」の語り部のアヴァンです!

          

 イメージソング集は、今日を含めてあと2回で最後です。今日は、マクミラの闘いのイメージソングでBonnie Tyler - Total Eclipse of the Heartです。




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第二部マクミラ篇終了のご挨拶と(ダニエルの闘いのイメージソング)

2011-09-06 00:00:26 | 私が作家・芸術家・芸人
 「旅するマーメイドの神話」語り部のアヴァンです。

            

 公開前の時期も入れると執筆に1年間かかった第二部マクミラ篇も、皆様の応援に支えられて無事に終了することができました。本当に感謝です! 第一部ナオミ篇は、8年前に夏で一気に書き上げたことと比較すると、今回は楽しかった部分と苦しかった部分がありました。楽しかった部分は、第一部でキャラクターの設定ができていたので、この場面ではこんなセリフ?、というのが自分でも納得できました。苦しかった部分は、話を広げすぎてしまったためなかなか終わりが見えなくて、何度もアップのペースにストックがなくなりそうになりました。懲りずに第三部孔明篇もアウトラインだけは、作ってあるのですが・・・・・・今度は、第二部を反省して新キャラクターの設定をもう少ししてから公開しようと思います。

 第二部のイメージソングは、サービスのつもりであまりにもたくさん用意してしまってまだ全部ご紹介できておりません! 今日は、「ダニエルの闘いのイメージソング」中村あゆみー翼の折れたエンジェルです! 残りのイメージソングをご紹介したら、お約束通り、第一部ナオミ篇を再編集して順にアップして行こうと思っています。第二部マクミラ篇から読み始めた方、どうか請うご期待!




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ナオミのバースデー・パーティ・ウィズ・孔明

2011-09-04 01:03:05 | 私が作家・芸術家・芸人
          

 ナオミは、二十歳の誕生日にもかかわらず一人の夜を過ごしていた。
 四つの部屋の闘いで、登場人物たちのほとんどは疲れ果ててしまい、皆、彼女のバースデー・パーティどころではなかったのだ。
 だいたい、このクソ暑い時期に延々とクリスマスの闘いのエピソードを書くとは、いったいアヴァンの神経はどうなっているんだ、と相変わらず口の悪いナオミだった。あ~あ、第二部「マクミラ篇」では脇役の扱いだったし、最後までこんな感じなのか。ナオミがあきらめかけた時だった。
 コンコン。聖ローレンス大学のドームの彼女の部屋がノックされた。
「ナオミ、サプラーイズ!」ドアを開けると、孔明がほほえんでいる。両手に、ケーキ、シャンパン、チキンにポテト、それにどうやら花束らしきものまで持ってきている。
「サプラーイズって、孔明、いったいどうしたの!?」
「どうしたって、お前、今日が誕生日だろう?」
「それはそうだけど。第二部では一度も登場しなかったあなたが・・・何しに来たの?」
「たまにはお前の顔が見たくなってな」
「それはうれしいけど。いったい、今までどこにいたの?」
「ん、それはな・・・」
「言えないの? それじゃ、いったい何をしていたの?」
「ん、それはな・・・」
「じゃあ、これなら答えられる。いったい何を考えてこれまで過ごしてたの?」
「ん、それはな・・・」
「アー、分かった・・・」
「そうだ。その通りだ」
「アヴァンの奴、あなたが登場しないのをよいことに何も設定を考えていなかったってわけね。手抜きか・・・私の誕生日前日に第二部が終わるなんて、どうも都合がいいと思った。久しぶりに孔明に会えるのはうれしいから、まあいっか」
「俺も含めて影のうすかった天界の連中のことを第三部「孔明篇」じゃ書かなくてはいけないと思って、俺を一度登場させておこうと思ったんだろう」
「行き当たりばったりのアヴァンらしいわね。だいたい、第二部の執筆途中、何度書けない書けないと泣き言を言ったのか忘れたのかしら。第三部なんてやめとけばいいのに」
「それが、そうも行かなくなったらしい」
「どういうこと?」
「アルファポリスー電網浮遊都市ー「第4回ファンタジー小説大賞」に参加するとか、はりきっていただろう?」
「たしかに」
「アヴァンの奴、俺の口から言っておいてくれと頼まれたんだが、ウエッブコンテンツには登録したが、エントリーに失敗したらしい」
「なに、それ!?」
「あわてものの奴のことだから許してやってくれ。なんとか投票用のバナーをくれないかと交渉したらしいんだが、もうエントリーが始まってしまったのでなんともしがたいと断られたらしいんだ」
「バカじゃない」
「たしかにバカだ。しょうがないんで、第二部が終わってから休みをもらって冬にでも第三部を書き出して、来年の「第5回ファンタジー小説大賞」に応募するつもりらしい」
「鬼が笑いすぎてへそでお茶を沸かすわ」
「ところで、第三部はどうなるの? 今度はあなたが主人公になるんだから、もうだいたいのことは聞いているんでしょう」
「それは、なあ・・・」

 その時、再びドアがノックされた。
「誰だろう? せっかくいい感じだった・・・、ううん、せっかく第三部ではわたしの出番がどうなるか分かるところだったのに」



「お誕生日、おめでとうさまでございます!」
「ミスティラ! 相変わらずKYの女王様みたいなタイミング・・・じゃなくて、よく来てくれたわね」ナオミの顔がヒクヒクいっている。
「マクミラお姉様が、ダニエルさんをほおってニューヨークから離れることはできないので、今年は私だけでも行ってこいとおっしゃられたのでございます。でも、おじゃまだったのでは・・・」
「そ、そんなことないわよ」
「そうだ。飲み物も料理も山ほどあるんだ。今夜は、派手に盛り上がろうじゃないか!」

 近づきそうで、近づかない二人にミスティラが参加したパーティは、まだまだ続く・・・・・・

 9月5日(月)に、マクミラと仲間たちがどうなったかを語る「マーメイド・サーガ第二部」最後のエピソード「四つの部屋の闘いの後」をアップする予定です。請うご期待!


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