書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

晋祠銘(646)

2006-07-03 07:57:46 | Weblog

山西省太原市貞観宝翰亭内に現存する。
太宗が父高祖とともに挙兵した際にその武運を祈願したのが晋祠であり、
後に天下統一の後、太宗がそれに報いる為に建てた碑であり、自ら撰書した。

その書風は如何にも王者に相応しい雄渾にして気力ある筆致、
堂々たる風格を保ち、王者の品格に溢れている。
この碑は行書では最古の碑である。