書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

高宗・萬年宮銘(654)

2006-07-22 07:05:42 | Weblog

萬年宮は九成宮のこと、
一時、九成宮を萬年宮と呼んだ時期が有った。

高宗(628-684)。
太宗の第九子であるが太宗の寵愛を受け、
序列を超えて王位に付いたが、
悶々の内に崩じる。
太宗の影響を受けた高宗は書を愛し、
太宗譲りの非凡さを示す書を残している。

流れるような筆勢で淀みない。
臨書してみて、
字と字の空間を繋ぐ流れが心地よい。