書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

欧陽通・道因法師碑(663)

2006-07-27 09:33:24 | Weblog

欧陽通(?-691)
欧陽洵の第四子。
父と同様に至孝の人と言われ、
武氏一族に抗し謀殺される。

清らかに落ち着いた字だ。
ゆったりとした空間のなせる業だろうか。
知的な構成の中に、左右に張る線や角に父譲りの強靭さを見出す。
欧陽通も古隷を相当学んだに違いない。