またたび

どこかに住んでいる太っちょのオジサンが見るためのブログ

スノビズムといこうぜ

2008-01-29 22:49:19 | 
 あっしは本を読むのが大好きだ。
 電車の中や週二回の朝カフェには本は欠かせない。
 んでもって、最近は自己啓発系で刺激を受けていますが、小説で刺激を受けたこともたくさんある。
 ちょっとネタがないので、今回はあっしの人生を360°変えた小説を紹介したいと思います。
 画像とかないけど、それは勘弁ねってことで、「好きな小説は何ですか?」と聞かれたら、こう答えるでしょう
 島田清次郎作の「地上」ですと。
 内容もさることながら、著者の生き方が高校生のあっしに衝撃を与えました。
 その「地上」の一節を書きます。
 
「ああ、自分には万人の悲しい涙にぬれた顔を新しい歓喜をもって輝かすことは出来ないのだろうか。自分の生はそれのみのための生涯であり、自分の使命はそれよりほかはない!ああ、この大いなる願いが、自分の一命を必要とするならば、自分は死ぬべき時に死にもしよう!」
 
 そして、海外の作者ではジョン・アーヴィングの「タイタンの妖女」ってのがかなりいいのですが、何と言ってもあっしのブログのサブタイトルの由来になっているJ.Dサリンジャーの「フラニーとゾーイ」でしょう。
 サリンジャーの「ライ麦畑で捕まえて」も最高傑作ですが、この「フラニーとゾーイ」は多感な時期に多感に感じられた作品です。またこんなクソッタレな大人になったからこそ、感じられることもある作品です。
 誰もが一度はこのフラニーになった時があると思う。
 「自分以外の人間は物事を深く考えていないんじゃないだろうか。
   悩みを持とうとせずに生きているんじゃないんだろうか。」
 誰があの頃、考え方が違っているって気づかせてくれるだろうか。
 
 そして「フラニーとゾーイ」の中であの言葉が生まれるんですね。

 『どこか…』
 
 あ~それはここで書くのではなく、是非読んでください。読み終わった後に、あっしのブログを見てくれたら、「なるほどね」って思います。

 まだまだ書き足りないのですが、今日はここまで!




 360°ってことは変わってない?1周ぐるっと廻ったという意味です。