またたび

どこかに住んでいる太っちょのオジサンが見るためのブログ

サンマの煙とともに ~復興の狼煙~

2011-09-20 08:27:44 | 震災関係
照りつける太陽は夏を終わらせたくないといっているようだった。
あふれ出る汗は今年一番だ。
鉄板を前にして、両手にヘラを持ち、ただひたすら目の前にあるホルモンをかき混ぜる。
焦げつかないように必死に。
視線を右に向けると長蛇の列があった。
ゆっくりしていられない。
もっともっと焼かなければ。。。



今年の目黒SUN祭で気仙沼ホルモンとおだづなよTシャツを販売しました。
本来ならサンマを焼くところですが、東京の兄貴的存在である世界のTKさんから
今年は気仙沼ホルモンを焼くぞという指令が入りまして、サンマ焼きとは別に
気仙沼ホルモンとして出店しました。
気仙沼ホルモンを焼くことになった経緯は長くなるので今回は省略いたしますが、
それと同時にネット販売が一時停止していた「おだづなよTシャツ」も販売することとなりました。

ホルモンを焼くメンバーには私がツイッターで知り合った気仙沼に縁がある方々が
ボランティアで来てくださいました。本当に助かりましたありがとうございます。

初めての取り組みなのでどのように机を置いていいのか、焼き場からの流れや
提供方法などかなり手こずりました。
それでも、どうにか約300食?(TKさんの話だと500)完売することが出来たので、
みなさんに本当に感謝です。




始まる前です。

すぐに長蛇の列。

煙の中、鉄板でホルモンを焼き続けます。

従来の気仙沼ホルモンは炭火でホルモンを焼くのですが、
機材の関係上、それだと時間がかなりかかってしまうので、
鉄板である程度まで焼いてから、仕上げに

炭火で焼くというスタイルになりました。

冒頭にずぅっと焼いている書き方ですが、全然で私はほとんだおだづなよTシャツの
販売をしてました(笑)

30分くらいは焼きましたが、もう限界だったのでバトンタッチしました。



続きまして、おだづなよTシャツのブースですが、

私が作ったPOPが冴えてますね(自画自賛)

ネットでの反響はすごかったのですが、店頭販売ではどうなるものかと心配でした。

が、杞憂に終わりました。

おだづなよTシャツはすごい勢いで買ってくださいまして、
ピンクにいたっては1時間あまりですべてのサイズが完売となりました。

あと印象的だったのはS・M・Lと3サイズあるのですが「L」が最初に売り切れたことです。
ドライ素材が限定10着だったのですが、それも瞬く間に完売しました。
おだづなよTシャツの人気の高さを改めて感じました。

お昼には

気仙沼ホルモンは完売!
買えなかった方々、本当に申し訳ございません。

Tシャツも残り数枚で残りは懇親会でどうにかさばくことにしました。


TKさんと私です。



メインの公園からは懐かしい太鼓の音色が聞こえてきて、
みなと祭を思い出して、すこし涙ぐみました。

目黒の空にはサンマの煙とホルモンの煙が狼煙のようにあがった。
遠くから気仙沼の復興を応援しているという狼煙だ。
「想いは一つ」
この想いは絶対に気仙沼に届いたはず。
サンマとホルモンの匂いとともに。