ボクはヒカル、12歳、もう何体もロボットを作った、
「こんど AIを作るんだ」
おかあさんはマサ子、平凡な名前だ、お父さんと兄弟はいない、そう、ママのお兄さんがいるが、平左衛門(へいざえもん)、すごい名前で科学者、大学を止めて一人で研究している、
「ニッポンの大学に ボスがいるんだ」
いじめられて大学を飛び出してしまった、今は一人で研究している、小さなIT企業の社長さんが援助してくれている、
「きみのおじさんは タイヘンな科学者なんだよ」
「へんな名前なのに」
「ほんとにね」
「ニッポンの社会 こまったところがあってね 一流の才能を育てないんだな」