群馬県立館林美術館で開催されている野口哲也さんの展覧会「this is not a samurai」。
野口哲也さんは、鎧を来た人物をモチーフに立体作品や平面作品を制作されている方。
とても人間味あふれる表情や動きが特徴で、一度観たら忘れられません。
群馬でこんなにたくさんの作品が観られるなんて夢のようです。
今回の展覧会は第一章から第五章までの5つのブロックで構成されています。
第一章から第四章までは撮影禁止で、第五章の作品は撮影することができます。
会場はもう野口さんワールド全開。
緻密に作られていながら表情はとてもユーモラス。
小さな作品でもそれぞれに表情が感じられるのがすごい!!
《Clumsy heart》
こちらの作品は私の中ではかなり思い出深い作品で、野口さんのことを知るきっかけになった作品です。
銀座のポーラミュージアムアネックスで2018年に開催された個展「中世より愛をこめて」。
その入り口で展示されていたのがこちらの作品なのです。
こんなウキウキしたポーズでハートマークを描いている人物が、回り込んで見てみると顔がおっさんという衝撃。
一気に野口さんワールドにはまってしまいました。
よく見ると持っているルージュはORBISのです。
こちらのハートは野口さんご本人が館林まで描きに来られたそうですね。
実はこの作品に再会できたことがいちばん嬉しかったかもしれません。