祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
唯春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ
偏に風の前の塵に同じ
有名な「平家物語」の冒頭の一説です。
日曜日、NHKの大河ドラマ「平清盛」が最終回を迎えました。
色々ありましたが、打ち切りにもならず、無事終了です。
元暦2(1185)年3月24日、平氏は壇ノ浦の戦で滅亡しました。
幼帝・安徳天皇は二位尼(平時子)に抱かれ入水(諸説あります)。
安徳天皇の母、建礼門院徳子も後に続きます。
しかし、源氏方の渡辺昵(むつる)に引き上げられ、生き延びました。
徳子は洛西・吉田を経て、大原・寂光院に移ります。
後白河院の大原行幸などを受け、
平家一門と安徳天皇の菩提を弔い、大原の地で終生過ごしました。
大原・寂光院は、諸説ありますが、聖徳太子が創建したともいわれいます。
2000年5月9日放火され、本尊も焼失してしまいますが、2005年再建されました。
この寂光院の近くに建礼門院徳子の墓があります。
多くの観光客が参拝に訪れています。
一度、行ってみて。